連続テレビ小説『ばけばけ』でヒロインを務める高石あかり

 ドラマの放送が終了した後も、出演者のオフショットや撮影の裏話を楽しめる公式SNSはファンにとって大切な場所である。

 しかし、そんな思い出の詰まったアカウントが間もなくリニューアルされることになり、ネット上で惜しむ声が相次いでいる。

『ばけばけ』アカウントが切り替わり発表

 高石あかりが主演を務め、没落士族の娘が外国人英語教師とともに数々の怪談を生み出していく姿を描いたNHK連続テレビ小説『ばけばけ』

 2025年9月から2026年3月まで放送され、同作の公式X(旧ツイッター)やインスタグラムでは、名場面の切り抜きや撮影の裏側、出演者たちのオフショットなどを発信し、視聴者と作品をつなぐ重要な役割を果たしてきた。

「“朝ドラ”の公式アカウントは、東京(AK)と大阪(BK)の各制作局で分かれて運営されています。それぞれ、新作がスタートする直前に前作の投稿を消去し、次の作品へとバトンタッチするのが通例。

 ひとつのアカウントを使い回すことでフォロワーをそのまま引き継げるメリットがある一方、前作のファンからは毎回のように惜しむ声が上がります」(テレビ誌ライター)

 6月23日に『ばけばけ』の公式Xとインスタグラムが更新され、SNSの移行が正式に発表された。投稿では、

《こちらのアカウントは、7月1日に、連続テレビ小説『ブラッサム』に切り替わります。『ばけばけ』の投稿は6月30日のお昼頃をもって見ることができなくなります》

 と告知。

 続けて《あと少しですが『ばけばけ』の世界を振り返ってお楽しみください。『ばけばけ』を応援していただき、ありがとうございました!》と、ファンへの感謝の言葉が綴られた。

「消さないでほしい」の声が続出

 同アカウントを引き継ぐ形で、2026年秋から放送がスタートする連続テレビ小説『ブラッサム』(NHK)は、石橋静河が主演を務める注目作だ。自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルとし、明治から昭和の激動の時代を駆け抜ける物語。苦難の中でも「幸せのかけら」を見つけ出し、一流小説家へと突き進んでいくヒロインの生涯を描く。

7月1日に、連続テレビ小説『ブラッサム』に切り替わることが発表された『ばけばけ』の公式アカウント(Xより)

 次作の情報解禁が続く一方で、思い出の詰まった投稿が一斉に削除される現実を突きつけられた『ばけばけ』ファンからは、

「約半年間ありがとうございました」

「朝ドラあるあるだけど、やっぱり寂しい」

「消さないでほしい」

「アカウントの名前は変わってもいいので、過去投稿は残しておいてほしい」

「それぞれドラマごとに新しいアカウント作成ではダメなのでしょうか」

 など、感謝とともに悲鳴に近い懇願が続出している。

「今の時代のドラマ視聴において、公式SNSが発信するコンテンツは“本編の一部”といっても過言ではありません。投稿が消去されることは、ファンにとって『ばけばけ』の世界とのつながりが絶たれることを意味しており、喪失感につながっているのでしょう」(前出・テレビ誌ライター)

 7月1日まで、残りわずか。アカウントが完全に切り替わる前に、『ばけばけ』の世界をしっかりと目に焼き付けておきたいところだ。