現在、フジテレビに対する激しい怒りと落胆の声が、Xのタイムラインを埋め尽くすという異常事態が起きている。
事の発端は、同局が放送した4月期ドラマ『夫婦別姓刑事』(佐藤二朗・橋本愛主演)の撮影現場をめぐる一部週刊誌による「ハラスメント疑惑」報道。これに対し、フジテレビが2日に発表した「公式コメント」の文面が、火に油を注ぐ結果となってしまったのだ。
佐藤二朗、再びの声明
フジテレビは公式声明の中で、報道内容に対して《掲載中止を強く申し入れましたが》と冒頭から言及。しかし、ハラスメントの具体的な事実関係や、今後の局としての再発防止策についての説明は極めて曖昧なものにとどまった。
「まずフジは報道した文春オンラインについて、“大変遺憾”だと強い言葉を使いました。また当事者、関係者への誹謗中傷を控えるようにとしながらも、外部弁護士による調査をした上で、“男性俳優の言動について厳重注意”をしたといいますが、制作サイドはこうなる前に何もできなかったのでしょうか」(テレビ誌ライター)
このフジテレビの対応に対し、Xでは瞬く間に批判が噴出。
《もしかしてあれから何も改善してない?》
《まったく何も変わってないね》
《もうフジテレビは生き残れないよ》
《佐藤二朗のせいにするんじゃないよ》
《正直、フジが一番悪いと思うけど》
といった、局のメディアとしての姿勢を疑問視する声が相次いだ。多くの視聴者にとって「中居正広問題」の記憶は薄れたわけではない。そのためか《もう潰れちまえ》《クソすぎる》といった、辛辣な声がかなり上がっている。
さらに、『夫婦別姓刑事』の脚本を担当する矢島弘一氏がSNSで「この悔しさを何処にぶつければ良いのだろう。絶対に違うのに。誰も幸せにならん。」「事実と解釈が捻じ曲げられていて、めちゃくちゃ悔しい」と“意味深”な投稿を行ったことも、ファンの間で「現場が完全に混乱している」という印象を決定づけることとなっている。
3日9時すぎ、当事者である佐藤二朗が再度つぶやいた。
《勿論、偏った記事とは思ってましたが、ここまでとは。ステレオタイプの「か弱い若い女性」と「典型的な昭和のパワハラオヤジ」を完全に創作してる。最大級の「注意」や「警戒」が必要と痛感していた僕が、そんな態度を取れる訳がない。自分の身を守る為にも。嘘はやめて下さい。》
佐藤は、撮影中に「すべての事実を公にすべき」と降板を申し出ていた旨を明かすなど泥沼化へと発展している。
かつてのキャッチコピー「楽しくなければテレビじゃない」からの脱却を宣言し、新しい企業理念を宣言した矢先の一連の騒動。「視聴率至上主義のツケが回ってきた」と冷ややかに評される中、フジテレビはこの未曾有の危機にどう決着をつけるのだろうか。
