W杯日本代表の初戦となったオランダ戦で、同点ゴールを決めた中村敬斗。そのドリブル突破もさることながら、周りと少々異なるソックスのはき方も注目を集めた。
ボロボロの中村敬斗のソックス
「サッカーソックスは長く、一般的には膝下くらいの丈ではきます。一方、中村選手はふくらはぎが丸見えになるくらい下げてルーズにはくタイプです」(サッカーライター、以下同)
中村がこのようにはくのには明確な理由がある。
「サッカーソックスは一般的な靴下より締めつけが強く、ふくらはぎまで上げてはくと脚が攣る要因になるとして中村選手は下げてはくスタイルにしていました。自身のはき方が注目されたことから、自分はプロだけど、子どもは危険だから下げずに上げてはいてほしいと呼びかけています」
しかし、この中村スタイルはグループステージ途中で咎められた。
「スウェーデン戦で主審からルーズばきに対し指摘が入り、中村選手はソックスを他の選手と同様のはき方に。しかしやはり締めつけが気になったのか、途中でふくらはぎ部分にハサミを入れ、穴を開けました」
試合途中での“メス”だったためか、どんどん穴は大きくなり、中村のソックスはボロボロ状態に。
メッシはセパレートタイプ
「ソックスにわざと穴を開ける選手は一定数います。これも脚が攣らないようにするため。今大会出場の有名選手ではイングランド代表のベリンガム選手は以前からこのスタイルです。ちなみに“下げてはダメ”“穴開けはダメ”というルールはありません。すね当てが露出していなければOKですが、主審の裁量的な部分ではあります」
今大会は、ふくらはぎと足首のあたりでソックスの色が違う選手も多く見られた。
「セパレート型のソックスです。チーム共通のソックスをくるぶし付近で切って、足元は別のソックスをはいている。足元部分は5本指であったり、滑り止めのラバーがついた高機能のソックスをはいています」
今大会の日本代表選手でもセパレート型は多い。あのメッシも同様だ。しかし、このスタイルは、W杯において“NG”だったことも。
「'18年のロシア大会ではイングランド代表がセパレート型により700万円超の罰金を科せられました。これはセパレート型自体が違反というわけではなく、セパレートした足元のほうの靴下にブランドの特徴的な模様があったため。
W杯を主催するFIFAは、公式スポンサー以外のプロモーションをとことん嫌う。公式スポンサーでもなく、代表ユニフォームのメーカーでもないブランドのセパレート型をはき、模様が見え、ブランドを想起させたため罰っせられた。今大会も含めセパレート型の足元は無地が多いですね」
より気持ちよく、より安全な靴下とはき方で、次回大会は最高の結果を……。
