写真はイメージです

「おかえりなさいませ、ご主人様!」

 メイドという言葉を聞くと「メイド喫茶」の、こんな挨拶を思い浮かべる人がほとんどかもしれない。

 そんなメイドを育てる学校が、7月28日に設立されるという。その母体は「一般社団法人 日本執事協会」。メイド、執事共にサブカルチャーの分野のイメージが強いが、一体どんなことを学ぶのか?

「家事代行、いわゆる“お手伝いさん”という職業がありますが、こちらをさらにレベルアップした仕事と思っていただくのが、わかりやすいと思います」

 こう話すのは「一般社団法人 日本執事協会」の担当者。

「今回、私たちが育てようと思っているのが、専門職としてのハウスメイドです。富裕層の方たちの邸宅などで働くための言葉遣いや考え方、マインドを教えていきたいと考えています」(担当者、以下同)

“萌え”はない、メイド学校

 2008年に設立した日本バトラー&コンシェルジュ株式会社の関連協会が「一般社団法人 日本執事協会」で、執事やハウスメイドの育成に取り組んできたという。

「日本ではアニメやマンガの影響で、燕尾服やメイド服で“正装”のイメージがあると思いますが、国際的に見ると王室などに仕えている方くらい。本場のイギリスでは、ハウスメイドはポロシャツを着た女性が掃除をしています」

 可愛い服が着たい、とメイドに憧れる若い女性には期待はずれの言葉だが、そもそも、メイドを必要としている富裕層とは、どんな人たちなのか?

みなさんがご存じのような上場企業の会長さんや、創業者の方。あとは各スポーツの有名アスリート、芸能関係の方などです。

 こういった方たちからの需要は多く、これまでも求人を出していたのですが、なかなかマッチングができなかったんです。私たちの考えでは、仕事とプライベートの両方をサポートするイメージ。そこで人材を教育しなければいけない、ということで学校を設立することになったんです

「一般社団法人 日本執事協会」でも、これまでに執事学校で女性を含め人材教育をしてきた。

「執事やメイドとしてではなく、例えばホテルの経営者、会社の社長や会長秘書の方たちが、その知識を自分の仕事に生かしたいという場合もあります」

 掃除や身の回りの世話などが優秀なのは、当たり前。それに加え、人となりや“人徳”といったものが求められるという。

「メイドとしては優秀だけど、ぶっきらぼうだったり性格的に合わないということでチェンジしてほしい、ということもありました。スキルはもちろんですが、人に対しての接し方などを学んでほしいです」

 入学希望者の問い合わせも多いという「メイド学校」。しかし、現実のメイドに“萌え”はない!?