BOOWY(左)とその弟分BUCK-TICK

「ニューヨーク!ニューヨーク!」

 7月2日、2万人のBOOWYファンがYouTubeに集い、コメント欄で冒頭のように大合唱した。40年前のこの日、伝説のロックバンド『BOOWY』が日本武道館公演を行ったが、40年後の同日、時を超えて、最新デジタルリマスター音源によるプレミアムライブが配信された。

『BOOWY』ファンが熱狂!

「映像なしだったことに少々落胆しているファンもいましたが、総じて当時の“あのころ”を思い出すファンが多く、大盛り上がりでした。全19曲が配信され、配信後にはライブアルバム『「”GIGS” JUST A HERO TOUR 1986」40TH ANNIVERSARY EDITION』の発売を発表。

 この40周年記念盤は、2CD、3DISC LP、COMPLETE BOXの3種類が用意されており、中でもCOMPLETE BOXには、ツアーパンフレットや写真集の復刻版、オリジナルトートバッグなどが封入されるなど、ファンにとっては、胸アツな内容になっています」(音楽ライター)

 ライブ中には、

《やっぱ良い最高》
《シャワー浴びて》
《星にな~るだけ~さ~》
《無敵だなBOOWY最高》

 など、歓喜の声が入り乱れていた。

 1988年に解散してもなお、根強く熱狂的なファンを抱える『BOOWY』。彼らが確立させたジャパニーズロックスタイルの“遺伝子”は、1985年に結成された『BUCK-TICK』へと受け継がれ、独自の“ビジュアル系”スタイルへと昇華されていった。

弟分『BUCK-TICK』のギタリスト・今井寿と写真を撮る布袋寅泰(本人ブログより)

「群馬県出身という共通点もあり、『BUCK-TICK』は彼らの弟分のような立ち位置に。『BOOWY』の布袋寅泰さんは『BUCK-TICK』のギタリスト今井寿さんと番組で共演した際に、“スタイルは違えど同じ血が流れている兄弟”としており、二組の関係性は自他ともに認めるものでしょう。

『BUCK-TICK』は今も精力的に活動を行っていますが、2023年10月の横浜公演中にボーカルの櫻井敦司さんが体調不良で救急搬送。その後、脳幹出血のため急逝するという悲劇が襲いました。櫻井さんが亡き後は、今井さんがメインボーカルを務めています」(前出・音楽ライター、以下同)

『BUCK-TICK』ライブでトラブル

 ボーカルの死という悲しみが襲ってもなお、活動を続ける『BUCK-TICK』。7月5日には、ファンクラブ会員限定LIVEが行われたが、その客席であるトラブルが発生したという。

BUCK-TICKライブでの痴漢被害を報告した投稿(拡散された投稿より)

「ライブ中に、痴漢行為をはたらいた人がいたそうです。『BUCK-TICK』はこの出来事に対し、公式Xでは《痴漢行為は犯罪であり、断じて許されるものではありません。対象者が判明した場合には、法的措置を含め厳正に対応いたします》と怒りを滲ませました。

 さらに、《また今後、客席内での痴漢行為や不審な行為が確認された場合、会場からの退場措置や出入り禁止、ファンクラブの退会、警察への通報・引き渡しなど、断固とした対応を取らせていただきます》と説明。厳正な対応を取る姿勢を見せています」

 運営の憤りが垣間見える投稿だったが、ネット上では、

《痴漢に耐えられずに場を離れた被害者である女性に対し、一方的に「揉め事は困る」と暴言を吐いたスタッフにも、我々ファンは不信感を覚えております》
《加害者が悪なのは勿論ですが 被害者の方にスタッフが放った暴言についてどうお考えですか?そちらの見解も聞かせて頂きたいです》

 など、公式の声明に対し、別の疑問を投げかける声が相次いだ。

「SNS上では、痴漢被害にあった方が名乗り出ていて、なんでもライブ中に途中離脱になったとのこと。さらにスタッフと話した際には、“揉め事は困る”と言われたそうです。

 なぜ被害にあった側がその場を追われるように去らなければならなかったのか、スタッフの発言は本当なのか、その真意は何なのかと、不信を抱く声が散見されました。該当のスタッフは『BUCK-TICK』側なのか、それともライブガウス側なのか、詳細はわかっていませんが、ファンの怒りの反応も無理はないのかもしれません」

 多くの苦難を乗り越えてきた『BUCK-TICK』とそのファン。神聖なライブ空間を保てるよう誠実な現場対応が求められている。