立憲民主党の小川淳也幹事長

《これから日本全国でお目にかかります。よろしくお願いいたします》

 7月8日、中道改革連合の小川淳也代表が党の“新ポスター”を発表。その内容に対して、他党や国民から厳しい意見が多く寄せられている。

《暮らしが、先だ。》スローガンが物議

 発表されたポスターでは、小川氏の写真とともに《暮らしが、先だ。》の文字が前面に押し出されている。製作には、クラウドファンディングで集まった寄付が充てられており、同党は寄付者に3つの図柄のポスター案を示してネット投票を実施していた。寄付に参加した1万4千人のうち6986件の投票があり、44.1%の票を得て選ばれたのが今回のデザインだ。

「発表同日には、お披露目の会見も開いた小川氏。ポスターのデザインについて“華やかなカラフルというよりも、むしろ落ち着いて素朴で誠実な印象、そして際立った演出というよりも、信頼感や本気度がにじみ出るように考えてもらった”と語っています。

《暮らしが、先だ。》の言葉に関しては、“政治は暮らしから始まり、暮らしに終わる。すべては生活のためだ”と説明。“我が党のこれから目指すべき方向性として改めて再確認し、党としての推進力、前進する力や問いかける力、現政権と戦う構えを印象としてしっかり定着、普及できるように全力を尽くしていきたい”と意気込みを述べました」(全国紙社会部記者)

国民総ツッコミで大喜利状態に

 代表として力強い言葉を発信した小川氏だが、新デザインには早速、厳しい指摘が集まっている。

「前大阪府知事・前大阪市長の松井一郎氏はXにて、小川氏の発表会見のニュースを引用する形で《議員の暮らしが先だ。》と、中道の姿勢を揶揄するポストを投稿。背景には、今年1月から2月にかけて行われた衆院選の落選者に対する同党の“支援制度”をめぐる問題があります」(政治ジャーナリスト)

 発表によると、中道は党本部が選定した対象者に月額約40万円の支給を検討しているという。支援制度は30人規模を対象に開始し、段階的に人数を増やす方針。具体的な人数としては、年内に約70人とすることを想定だ。

中道改革連合の小川淳也代表が発表した党の新ポスター(小川氏のXより)

「個人の生活費としてではなく、あくまで党支部の政治活動費ですが、政党助成金の財源が国民から支払われている税金であることには変わりはありません。松井氏は、新ポスターへの苦言と同日に《生活が大変なら国会に参集せずにハローワークに参集しましょう。民間人はそうしています》とも投稿。世間からも、“どのツラ下げてこんなポスター出せるんですか?”“国民の暮らしを先に考えている政党とはとても思えない”“落選議員の、暮らしが先ですか?”“金返せ、税金泥棒!!”“などの声が集まっています」(同・政治ジャーナリスト)

 そのほか、「オレたちの暮らしが、先だ。」「批判が、先だ。」「クラファンが、先だ。」など、さまざまな言葉を合成で足された画像がリプライされるなど、もはや大喜利状態になっている。

 立憲民主党や公明党との合流を見据えた協議が進む中で発表された、中道の新ポスター。小川代表は「非常にセンシティブなタイミングであることはよくよく熟慮した上で、あえて打って出たと理解してほしい」としているが、その効果は果たして――。