6月29日、茨城県古河市の住宅街で、耳を疑うような事件が起きた。7月6日、傷害の疑いで逮捕されたのは、自称アルバイト従業員の櫻井政恵容疑者(50)。
「同居する42歳の女性が唇の上と下を針と糸で縫い付けられており、そのケガを負わせた疑いが持たれています。女性は櫻井容疑者が外出した隙を見て家を抜け出し、近くの商店に助けを求めたことで事件が発覚しました。一方で、櫻井容疑者は容疑を否認しています」(全国紙社会部記者)
事件当日の生々しい現場証言
女性が駆け込んだ商店の店主は、当日の様子について『週刊女性』にこう語った。
「昼12時ごろでした。ショートカットの女性が店に入ってきて、特に慌てた様子はなく、普通のお客さんだと思っていました。ところが突然“警察を呼んでください”と書かれたメモを差し出してきて。何が起きたのかわからないまま、警察へ通報しました。
そのときはマスクをしていたので気づかなかったんですが、いま思えば口を縫われていたから筆談で助けを求めたんでしょうね」
女性は口を縫われたまま、およそ24時間にわたって監禁されていた疑いがある。しかし、近隣住民によれば、この女性は以前から容疑者宅に出入りしていたという。
「家には櫻井容疑者の息子さん2人と被害に遭った女性、その妹さんも住んでいたと思います。ほかにも男女数人が出入りしていて、シェアハウスのような状態でした。
ネットを使って住む場所に困っている人を見つけては“面倒を見るからおいで”と声をかけていましたが、実際はお金目当てや、何かしら利用するために住まわせていたんじゃないかと思います」
近しい人物が明かす容疑者の素顔
容疑者は周囲からどのような人物として見られていたのか。約3か月間、容疑者を雇っていたという飲食店の女性オーナーは、こう明かす。
「最初は普通の人だと思っていたんです。でも付き合っていくうちに“この人は普通じゃないな”と感じるようになりました。相手を見て接し方を変えるのが本当にうまくて、うちの従業員にも、普通なら踏み込まないような話まで平気で聞いてくるんです。人との距離感が変というか、人を自分の味方に引き込むのが本当に上手でした」
この女性オーナーも、標的になったという。
「新しい店を任せるはずだった従業員が辞めてしまったとき、彼女が“代わりに私がお店やります!”と言ってきたんです。私は彼女を信用して、開業の準備をし、最終的には名義も譲るつもりでいました。
でも裏でお客さんや従業員に“あの人は危ない”“私はいじめられている”とデマを流し、私を孤立させようとしていた。挙げ句の果てには、店の取引先に“私は騙された”と言い触らし、お店を潰そうとまでしたんです」
人の信頼を巧みに得ながら、その裏で人間関係をかき乱していたという櫻井容疑者。不可解な共同生活の末に起きた事件は、いまだ多くの謎に包まれている。
