リメイクしないでほしいドラマランキング

《あのまま終わってほしかった》《リメイクしないでほしかった》《薫さんが40代で亡くなっていたなんて知りたくなかった》

 いずれもドラマ『102回目のプロポーズ』(フジテレビ系)の感想コメント。オリジナル版の武田鉄矢や田中律子など当時のキャストが再集結したものの、肝心のヒロイン・薫を演じた浅野温子が登場しなかったことを残念に思う視聴者が多かった。

「あのまま終わってほしかった」こう考える視聴者は少なくない。そこで、「リメイクしないでほしい」ドラマをアンケート。ドラマ制作チームに届け!?

5位は仲間由紀恵主演『ごくせん』

平成最大のヒットヤンキー作品?『ごくせん』

 まずは5位から。

「ヤンクミは仲間由紀恵じゃなきゃ無理」(福島県・48歳)、「ふくよかになったヤンクミは見たくない」(静岡県・42歳)

 仲間由紀恵が初の教師役に挑んだ『ごくせん』('02年ほか・日本テレビ系)がランクイン。赤ジャージ姿の仲間の印象が強いが、第1シーズンには松本潤、小栗旬、成宮寛貴、第2シーズンでは赤西仁、亀梨和也、第3シーズンでは三浦春馬さんなど毎回、イケメン生徒が勢ぞろいした同作。生徒役が入れ替わるだけにリメイクしやすそうだが─。ドラマに詳しいライターの津田春子さんは、

「仲間由紀恵さんじゃないと嫌だという視聴者が多いし、オリジナルキャストでやるとしても仲間さんはもう40代後半。体力の衰えたヤンクミは見たくない。生徒はかわってもやっぱりヤンクミが肝心ですからね。でも誰なら嫌みなく演じられるのか。やはり仲間さん以外考えられないですね」

 旬のイケメンがヤンキーを演じるドラマはいつの時代もヒットする? 続いては、

「あのときのあの年齢の2人の恋ダンスじゃなきゃ無理」(埼玉県・33歳)、「ガッキーと星野源以外の組み合わせはないかな」(神奈川県・50歳)

4位は新垣結衣×星野源の『逃げるは恥だが役に立つ』

『逃げるは恥だが役に立つ』のメインキャストの新垣結衣と星野源。番組がきっかけでのちに夫婦に

『逃げるは恥だが役に立つ』('16年・TBS系)が4位に。海野つなみ氏の漫画が原作で、野木亜紀子氏が脚本を担当。繊細で丁寧なセリフが視聴者の共感を呼んだ。'21年にスペシャルドラマ『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類! 新春スペシャル!!』として放送されたが、

「みくり(新垣結衣)と平匡(星野源)のその後の結婚生活を描きましたが、当時の新型コロナウイルスや選択的夫婦別姓などの社会問題がストーリーに強く盛り込まれたため、反応は賛否両論でした。コメディーを期待していた視聴者からすると、説教っぽく感じたのかもしれません。

 もともと、みくりは理屈っぽい性格の設定でそれが魅力でもあったのですが、コロナ禍の育児の大変さは見ていてしんどくなった人も多かったのかも。続編を作るとなると、またあのトーンなのか、と思った人が多いのかもしれませんね。かといってキャストをかえての『逃げ恥』は、オリジナルが強すぎて誰が演じても“これじゃない感”が出てしまう気がします」(津田さん、以下同)

 夫婦共演を見たいような見たくないようなーー。

3位に鈴木保奈美主演の『東京ラブストーリー』

ドラマ『東京ラブストーリー』記者会見

「リメイクされたけど話題にならなかった」(福岡県・52歳)、「カンチとリカは織田裕二と鈴木保奈美の特許だと思う」(山形県・49歳)

 3位にランクインしたのは、平成初期に社会現象を巻き起こした『東京ラブストーリー』('91年・フジテレビ系)。柴門ふみ氏の漫画原作をベースに坂元裕二氏が脚本を書いた名作。

「原作の柴門さんによると、リカのモデルは小泉今日子さんで、カンチは緒形直人さんをイメージしていたそうです。ドラマは原作と異なり、鈴木保奈美さんは当初、さとみ(有森也実)役でヒロインという話だったそう。でも、リカを演じたいと希望されて、破天荒なリカが主役に。結果、作品そのものが変わってしまったんですよね。

 石橋静河さんと伊藤健太郎さんのコンビで'20年にリメイクされましたが、深夜帯ということもあってあまり話題にならないまま終わりました。原作に忠実で良いドラマだったんですけどね。リメイクという点でいうと、やっぱり別物だし、リカは鈴木さんしか演じられないと思います」

『東京ラブストーリー』では煮え切らない男・カンチを演じた織田裕二が再び帰ってくる、あの作品が2位に。

2位はカンチを演じた織田裕二の『踊る大捜査線』

『踊る大捜査線』

「私の中で『踊る』は和久さんが生きているときまでだし、室井さんが死ぬのも見たくなかった」(埼玉県・55歳)、「青島は当時の織田裕二にしか演じられないし、他のキャストも含めてリメイクはありえない」(長野県・52歳)

 新作映画が公開される『踊る大捜査線』('97年・フジテレビ系)が票を集めた。警察官という仕事をエンターテインメントに昇華させ、第1シーズン放送当時に開発されたばかりの東京湾岸エリアを舞台に、織田演じるノンキャリアの刑事・青島が奮闘するストーリー。

「ドラマのシーズン1では最後に真下刑事(ユースケ・サンタマリア)が撃たれるのですが、それはストーリー上、受け入れられました。映画版になると青島が撃たれ、すみれさん(深津絵里)が撃たれ、シリアスなシーンが増えていき、キャストも年をとっていく中でドラマシリーズにあった明るさが失われていき、映画版のファイナルの時点で低評価の声が多かった。

 '24年公開の映画では室井慎次(柳葉敏郎)を死なせてしまい、どう決着をつけるのか。アンケートのコメントでもありましたが、いかりや長介さんが亡くなった時点で終わるのが美しい引き際だったような。

 それでも『踊る』の熱烈ファンは多いので新作が出たら見てしまうんですが、ドラマシリーズを超えられるのでしょうか」

 この秋公開の『踊る大捜査線 N.E.W.メトロポリスを駆け抜けろ!』で有終の美を飾れるのか。すでに一部新キャストが騒動を起こしているけれど……。

「リメイクしてほしくない」1位は『古畑任三郎』

田村正和さん

 女性たちが最も「リメイクしてほしくない」と思っているのは、

「田村正和以外誰がやっても古畑じゃない!」(北海道・42歳)、「リメイクして古畑が死んだ、とかいう設定になっていたら悲しいからやめてほしい」(長崎県・58歳)

 1位は『古畑任三郎』('94年ほか・フジテレビ系)。田村正和さん演じる古畑任三郎が1話ごとに犯人ゲストと対峙する。6月1日からNetflixで配信も始まり、再び話題となっている同作。

「ネトフリで配信がスタートした際にSNSでは『好きなエピソード』や、今なら誰が犯人役を演じるか、などのハッシュタグで盛り上がりました。

 リメイクするなら、という話では大泉洋さんなどの名前が挙がりましたが、結局『田村正和さんじゃないと無理』という声が多数を占めています。それくらい唯一無二の存在。リメイクは望まれていないようですね」

 7月20日にスタートする『GTO』(フジテレビ系)では主演の反町隆史をはじめ、松嶋菜々子など主要人物が顔をそろえたが、リメイクは吉と出るか。それとも─。