宇垣美里 撮影/渡邉智裕

 現在放送中のドラマ『おちたらおわり』。新築タワーマンションを舞台に、ママ友同士の嫉妬や裏切り、疑いが渦巻く“女たちのサバイバルサスペンス”が展開されている。
そんな本作で、主人公・月島明日海を演じる宇垣美里に話を聞いた。

ご機嫌の源は

「主演という立場上、誰よりも中心でいろいろなものを見ることができたので、なるべく周りに目を配るようにしました。一方で、私より先輩が多い現場だったので、“先輩たちにいっぱいかわいがってもらおう”という気持ちで、気負わずにのびのびできました」

 ドロドロとした人間関係が描かれる劇中とは異なり、現場は笑いの絶えない明るい雰囲気だったという。

「友達が増えたような気持ち」と語るほど、共演者とも仲良くなった宇垣に、人と接するうえで大切にしていることを尋ねてみた。

「自分が絶対だと思わないこと。自分とは違う考えだったとしてもフラットに受け止めるようにしています。あとは、ご機嫌でいることですね。不機嫌な態度をとることがいちばんよくないと思っているので、自分の機嫌は自分で取って、人に当たらないというのはすごく気をつけています」

 そんなご機嫌の源とは何か。

「美味しいものと愛犬です。しんどいなと思ったら、愛犬の写真を見ると“かわいい~! 頑張ろう”という気持ちになれます。なので、わりと簡単にご機嫌になれます」

 超がつくほどの漫画好きとして知られている宇垣。本作の原作漫画もすでに読破済みだ。

「漫画は全ジャンル読みます! 日付が変わった瞬間に、電子書籍の一覧が更新されるので、上から順番に気になる漫画を買っていきます(笑)。少年漫画から少女漫画、文学的なものから異世界転生……と、雑食です」

 一方で、漫画好きだからこそ感じる実写化の難しさもある。

「絵で表現される情念みたいなものを、どうリアルに落とし込むかというのはすごく難しいところだと思います。ただ漫画と同じセリフを言ったらいいというわけでもない。字で見るのと、耳で聞いて理解できる言葉は少し違うのかなと。生身の人間が演じるからこそ生まれるリアリティーもあると思うので、さじ加減を大切にしています」

 そうして繊細に作り込んだ明日海が、憧れのタワマンに引っ越してきたところからすべての物語が始まる。宇垣自身が思い描く、理想の住まいは?

アナウンサー出身俳優の悩み

お庭があることです。実家に広めのバルコニーがあって、そこで両親が“ジャングルかな?”と思うくらいいろいろな植物を育てていました。私はそれがすごく好きだったので、いつか自分もそういうところに引っ越せたらいいなと思っています。たくさんの植物を育てて、てんちゃん(愛犬・てんぷら)も走り回れたらすごく素敵ですよね

 最後に、タイトル『おちたらおわり』にちなんで、“沼落ち”エピソードを教えてくれた。

私、シルバニアファミリーが大好きなんですけど、最近、コラボくじが発売されたんです。発売開始の朝10時から店舗を巡ったのですが、後から正気に戻ってみると、すごい金額を使っていて驚きました(笑)。“お目当てのものが当たるまで”と思っちゃって……。結局、欲しかったものは当たらなかったのですが、全部かわいかったのでハッピーです!

印象的な引っ越しエピソード

 今の家は、たまたま近所にたくさん友達が住んでいてビックリしました。犬の散歩をするときも友達と一緒に行ったり、少しの空き時間にランチに行ったり。とても恵まれた環境です

アナウンサー業と俳優業

 正しい発音について共演者の方や監督と相談するときは、アナウンサーの経験や知識がすごく生きているなと思います。ただ、滑舌が良すぎるという問題も(笑)。役に応じて滑舌フェーズを下げることもあります。

ドラマ『おちたらおわり』 中京テレビ・日本テレビ系全国 ネット 毎週水曜24時24分〜※7/15日放送の第3話は24時34分