物価高に苦しみ続ける昨今。食品や日用品だけでなく、エンタメ事業もこぞって値上げを進めている。『夢の国』と謳うディズニーも、チケット代の高騰からは免れていないようだ。
富士急が“タイパ”重視の新サービス
「東京ディズニーランド・シーを運営するオリエンタルランドは時期や需要によって価格に変更がある“変動価格制度”を導入しています。1デーパスポートの最高価格は1万900円になっていますが、10月からは1万2400円になり、1500円引き上げられることに。この値上げは実に3年ぶりのことで、ファンからは悲鳴が上がっています」(旅行ライター、以下同)
入園料の値上がりに伴い、そのクオリティーの担保が求められるテーマパーク。富士山の裾野に位置し、“世界一”のアトラクションを構える『富士急ハイランド(以下、富士急)』は、顧客の満足度を高めるべく、画期的なシステムを導入するという。
「7月22日から、専用アプリ『Qちゃん』上でアトラクションの順番待ちができるとのこと。
富士急はこの新サービスを“分身くん”と名付けています。アトラクション選択後はカウントダウンが開始され、時間が来れば順番待ちをせずに入場できる画期的なシステムになっています。待機中に、他のアトラクションの利用や食事などが可能で“タイパ”を重視した施策になっています」
“分身くん”の対象アトラクションは『FUJIYAMA』や『高飛車』、『ええじゃないか』など、人気アトラクションを含む全11機種。このサービスはワンデイパス料金プラス2000円で利用が可能だ。
「ディズニーやUSJなど、いまやアトラクションに早く乗るために課金するのが当たり前になっていますが、今回のサービスはタイパだけでなく、“コスパ”も優秀だと思います。この夏も酷暑となるでしょうが、辛い待ち時間を自分の“分身”に任せられるのはありがたいですね」
富士急の“分身くん”に思わぬ批判
この新サービスに対して、ネット上では、
《これはいいね》
《富士急神サービス始まる》
《何この神サービス 考えた人天才すぎるだろ》
《+2000円とはかなりリーズナブル》
など、好意的な意見が寄せられているが、思わぬところで、非難を浴びているという。
「“分身くん”を紹介するリリースにAI画像を用いたのですが、この画像のクオリティーや富士急の姿勢に批判が上がっています。
非日常の“ワクワク感”を提供するテーマパーク事業において、歪みや不自然さの残るAI画像を使用したことににある種の“手抜き感”を抱く人も少なくなかった様子です。AI技術が進歩する一方で、企業のクリエイティブのAI利用には、まだ慎重な注意が必要かもしれませんね」(前出・旅行ライター)
実際に富士急が生成したAI画像については、
《大手がAI使うのガチめに信頼無くなるぞ》
《(中略)そもそもこのガビガビの画像はなんやねん》
《もう大手が平気で崩れたふざけてるAI画像使い始めてて本当に頭痛い》
《サービスが良すぎるけどこの画像は流石に酷い。企業にAI生成画像使うなとは言わないけどせめてもっとちゃんとしたのを使って欲しい》
などの声が上がっていた。
サービスの評価は上々なだけに、思わぬ点で痛手を負った富士急の“分身くん”。批判は“分身”に背負わせず、真摯に受け止めていることだろう。
