7月26日にスタートする日曜劇場『VIVANT』(TBS系)の第2シーズン。放送を目前に控えたタイミングで、福澤克雄監督をめぐるハラスメント問題が浮上し、TBSは社内調査の結果、「該当する言動が認められた」として人事上の措置を講じていたことを明らかにした。一方で、ドラマは予定どおり放送すると説明している。
顕著に表れたフジとの差
SNSなどに投稿された声で目立ったのは、ハラスメントの是非そのものだけではない。中居正広氏をめぐる問題以降、フジテレビの危機管理への対応が厳しく問われてきた流れがあるだけに、今回TBSが取った対応はある程度の評価を得ているのだ。
《TBSは事実を認めたうえで処分まで公表した》
《少なくとも隠そうとはしていない》
といった声も少なくなかった。
「局として一定の調査を行い、その結果を説明した姿勢については、近年のテレビ業界を取り巻くコンプライアンス意識の変化を感じた視聴者もいたようです」(テレビ局関係者、以下同)
一方で、『VIVANT』という作品を振り返ると、制作現場に影を落とした出来事は過去にもあった。
「'25年8月、海外パートのロケ地だったアゼルバイジャンで、撮影に必要な簡易トイレを配送中のトラックが山間部の道路から転落し、地元の男性運転手が死亡するという痛ましい事故が起きました。
作品そのものに責任があるわけではありませんが、超大作ならではの制作規模の大きさが、結果としてさまざまなアクシデントを招いてしまった印象は否めないといえるでしょう」
前作は“社会現象”とも呼べる人気を博したこともあり、視聴者が求める第2シーズンへの期待値は極めて高い。
「だからこそ、放送直前の今回の出来事は、作品にとって少なからず“ミソをつけた”形になってしまったかもしれません。それでも、多くの視聴者が待ち望んでいるのは、ドラマそのものの完成度です。作品外の話題ではなく、『VIVANT』らしい圧倒的なスケールと予測不能な物語で、再び夢中にさせてくれることを望んでいると思います」
『VIVANT』が再び日曜夜を熱狂させる作品となるのか、期待して見届けたい。
