7月20日に開催、日本テレビ系列で生放送された『ダブルインパクト2026 漫才&コント二刀流No.1決定戦』。漫才とコントの“二刀流”日本一を決める賞レースを制したのは、結成10周年を迎えた吉本興業のお笑いコンビ「滝音」。
エントリーした2896組からファイナル進出を決めた実力者8組だけに、「No.1決定戦」に相応しいハイレベルなステージを披露したのだが、視聴者を興醒めさせる“演出”もあったようだ。
先頭バッターとして登場しては「漫才」で、早くも「475点」の高得点を叩き出した滝音。しかし、彼らの漫才が披露されると、
《滝音やっぱり最高な 笑い声が不自然というか気になっちゃった》
《ダブルインパクト初めて見てるんだけど笑い声の違和感なに?????》
《なんというか生放送なんだが、笑い声を足してる感じが、いかにも日本テレビの番組…。笑い声なしで見れんのかなあ》
番組視聴者が覚えたのは、テレビから聞こえてくる「笑い声」。これが不自然とする指摘がXで続々と上がったのだ。
「笑い声」や「拍手」の効果音演出
確かに収録されたネタ番組では、生のショー感を演出するために「笑い声」や「拍手」などの効果音「SE」を加えて、番組を盛り上げる手法をとることもある。しかしダブルインパクトは生放送であり、スタジオには観客席も設けられている。
つまりは、わざわざ“追い笑い”のSEを加える必要などないのだがーー。
かつてバラエティ番組の演出に携わった構成作家は「ダブルインパクトはどうかわかりませんが」と前置きしつつ、
「漫才やコントでは、もちろんアドリブもありますが、披露されるネタや尺は事前に決められているので生放送でもSEは入れられます。または客席に番組スタッフを座らせる、いわゆる“サクラ”が大袈裟に笑い声を被せる場合もあります。
ただファイナリストといえども、ネタの全部分が面白いわけではなく、笑いの好みは人それぞれで盛り上がり方が偏るケースも起きうる。その予防策としてSEを加えることは十分にあり得ます。それに普段はお笑いを見ない視聴者に“ここが笑いどころですよ”と、アシストする意味もあると思います」
『THE W』終了で「WI」に全振り
なるほど、各コンビ間での笑いの“格差”が起きないための措置がとられているようだ。それだけに目の肥えたお笑い通にしてみれば、テレビ越しに笑いがガンガン上がることは逆に違和感を覚えるわけだ。
「日テレさんとしては、“おもしろくない”との評価も多かった女芸人のNo.1を決める『THE W』を終了させ、今後もダブルインパクトを真のお笑い賞レースに成長させるべく力を入れていくようです。
数々のスターを輩出した『エンタの神様』の成功例もあってか、笑い声の演出にこだわっている部分もあるのかもしれません。それでも実力者ばかりが揃ったステージだけに、“本当の笑い声”でもエンタメとして十分に成立すると思いますが……」(前出・構成作家)
優勝賞金1000万円のほか、多数の日テレ系番組への出演権を勝ち取った滝音。これからも2人のお笑い力は試されそうだ。
