人気コミックの実写化として、数々の名言と熱い人間ドラマを生み出してきた映画『カイジ』シリーズ。7月21日、その待望の新作において、藤原竜也演じる主人公・カイジの前に立ちはだかる最凶の敵・兵藤和也役を、元『KAT-TUN』の亀梨和也が演じることが発表された。
亀梨和也が見せる“覚悟”
「今回、亀梨さんが演じるのは、帝愛グループの総帥・兵藤和尊の息子であり、冷酷非道な性格を持つ兵藤和也。原作でも屈指の人気を誇る、いわば“最凶のヒール”。解禁されたビジュアルでは、艶やかな黒髪から一転し、茶髪姿に。目尻を上げ、微笑を浮かべる不気味なビジュアルには驚きの声が上がりました。
亀梨さんといえば、ドラマ『野ブタ。をプロデュース』や『ごくせん』(ともに日本テレビ系)などで見せた、非の打ち所がないイケメン役のイメージが強いです。
しかし、2023年に公開された映画『怪物の木こり』では、目的のためには手段を選ばないサイコパスの弁護士を熱演。2024年のドラマ『外道の歌』では、ロン毛にタトゥーというワイルドな姿を見せ、W主演の窪塚洋介さんとともに、“復讐屋”というダークヒーローを熱演するなど、近年はそのイメージを自ら壊しにかかっています。今回の『カイジ』での役どころは、その延長線上にある“怪演俳優”への挑戦とも言えるでしょう」(映画ライター)
背景にあるのは、40歳という年齢と、所属事務所を巡る大きな環境の変化。“亀梨和也”という、ひとりの表現者としての真価が問われるようになった。
「昨年3月の『KAT-TUN』解散もありましたし、亀梨さん自身、ひとりで生き抜くために試行錯誤しているのかもしれません。いまは観客の記憶に深く刻まれるような“爪痕”を残したいという思いが強く、そうした背景から“激変ビジュアル”も厭わない覚悟に繋がっているのでしょうか」(芸能プロ関係者、以下同)
亀梨を支える妻の存在
俳優としての新境地を開拓する亀梨だが、その足元を支えているのは、プライベートでの“幸せな変化”だという見方も強い。
「亀梨さんは6月29日に、田中みな実さんとの結婚を発表しました。田中さんは美容や健康、そして仕事に対しても非常にストイックなことで知られています。一方の亀梨さんも、プロ意識の塊のような人物。お互いに高め合える理想的なパートナーだと言えるでしょう。特に、精神的な安定は演技に直結します。
田中さんの存在が、亀梨さんの表現に、さらなる“余裕”と“深み”をもたらしてくれるかもしれませんね」(前出・芸能プロ関係者)
役者として『汚れ役』や『悪役』を厭わない姿勢。それは、彼が単なるスターの座に甘んじることなく、一生モノの技術を磨こうとしている証左だろう。
「40代に差し掛かり、今後は渋みのある役柄も増えていくはず。今回の『カイジ』での悪役挑戦は、そのための重要なステップ。ファンも、かつての王子様が変貌していく姿を、むしろ頼もしく感じているのではないでしょうか」(前出・映画ライター)
かつてのキラキラしたオーラを脱ぎ捨て、銀幕で冷徹な狂気を放つ亀梨和也。公私ともに充実した時間を過ごす彼が、本作でどのような“怪演”を見せ、私たちを震え上がらせてくれるのか。その幕が開くのが、今から待ち遠しい。
