2025年3月14日、日本に帰国して会見に参加したロサンゼルス・ドジャースの左から大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希

 大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希という日本を代表するスターたちが顔をそろえる、MLBロサンゼルス・ドジャースの本拠地ドジャースタジアム。そんな、“ホットスポット”で7月12日、画期的なコラボカクテルの販売が開始した。

『二階堂』焼酎と『Red Bull』がコラボ

 タッグを組んだのは、大分県に拠点を置く二階堂酒造の麦焼酎『二階堂』と、世界的なエナジードリンクブランド『Red Bull』。2025年2月に日本の焼酎として初めてドジャースの公式焼酎となった『二階堂』と、2026年3月に公式エナジードリンクパートナーとなった『Red Bull』の、公式パートナー同士による注目のコラボレーションとなっている。

 そもそも、『二階堂』が公式パートナーという新しい一歩を踏み出したのは、海外市場へのまなざしからだと話すのは、『二階堂』の広報を務めているアイ・エージェンシーの二階堂亨介氏だ。

「ドジャースはロサンゼルスの多様な文化を象徴する存在であり、日本とのつながりも深く世界中から注目を集める球団です。その場所から本格焼酎を新しい形で発信したいという考えにご理解をいただき、公式パートナーとなることができました。米国市場で焼酎というカテゴリーそのものを広げていくにあたり、野球は日米の文化をつなぐ非常に大きな接点になると感じています」

 今回の公式パートナー同士のコラボの裏には、どのような経緯があったのだろうか。

「今回の『Red Bull』とのコラボレーションは、ドジャースタジアムを訪れる幅広い方々に、焼酎をより気軽に楽しんでいただける飲み方を提案したいという考えから始まりました。焼酎をまだ知らない方にとっても親しみやすく、野球観戦の高揚感にも合う一杯を検討する中で、『二階堂』と『Red Bull』(ホワイトピーチ味)を組み合わせたカクテルが生まれました」

「焼酎が世界へ挑戦している」

 スタジアムでの熱狂的な観戦体験を彩る一杯として生み出されたカクテルは、味や商品へのこだわりも詰まっているそうだ。

「『二階堂』のやわらかな香りや飲みやすさを残しながら、『Red Bull』の爽快感とうまく調和していて、スポーツ観戦のような高揚感のあるシーンにもぴったりな一杯になったと思います。まずは『おいしい』と感じていただくことが一番です。その入り口から焼酎という日本ならではのお酒の存在を知っていただき、『焼酎ってこんなに飲みやすいんだ』と感じていただけるきっかけになればと期待しています」

 チームの柱としてドジャースタジアムを沸かせる日本人選手たちに届けるとしたら、どのようなシーンがふさわしいのだろうか。二階堂氏は、激闘を終えた後のひとときに思いをめぐらせる。

「シーズンを戦い抜いたあと、チームメイトやご家族、ご友人とリラックスして過ごす時間の中で楽しんでいただけたらうれしいですね。お三方には、『素晴らしい挑戦をありがとうございます。ロサンゼルスで、日本の焼酎も皆さんと一緒に挑戦しています』そんな言葉を添えてお渡ししたいです」

MLBロサンゼルス・ドジャースの本拠地ドジャースタジアムで販売されている、麦焼酎『二階堂』とエナジードリン『RedBull』のコラボカクテル(二階堂の公式インスタグラムより)

 そして、日本の家庭や居酒屋で長年親しまれてきた本格焼酎もまた、新たな舞台で世界中のファンと出会おうとしているのだという。

「今回の取り組みは、単に新しいドリンクを販売することだけが目的ではありません。日本で長く親しまれてきた焼酎が、ドジャースタジアムという世界中の人が集まる場所で新しい出会いを生み出せることをとてもうれしく思っています。日本の皆様には『焼酎が世界へ挑戦している』ということを温かく応援していただければうれしいです。そしてアメリカの皆様には、この一杯をきっかけに、日本には焼酎という魅力的なお酒があることを知っていただき、ぜひ気軽に楽しんでいただければと思います」

 太平洋を越えて響き合う日米のベースボールカルチャーの中で、日本の焼酎の挑戦は続く。グラウンドでの選手たちの躍動とともに、国境を越えて多くのファンの心に“大ヒット”することを願いたい。