サッカー部員の十数名が寮で飲酒や喫煙をしていたとして、7月21日に青森山田高校・花田惇校長がコメントを発表。【教育上重大な事案として重く受け止めている】とした花田校長は、当該生徒に停学などの処分を下したことを明らかにした。
一方で「個人の問題」として、飲酒・喫煙に関わった部員をのぞくメンバーで、25日から開幕するインターハイ(全国高校総体)に出場させる方針。真面目に練習を重ねてきた、“夢”を実現するために入部した生徒にとっては“救い”とも言えよう。
冬の全国高校サッカー選手権で4度、インターハイでも2度優勝経験がある強豪・青森山田高校サッカー部。現在は全国各地から有望な選手が集まり、部員数も200人を超えるだけに、特に寮内では指導者や大人の監視が行き届かない現状もあるのかもしれない。
しかし花田校長が発表したコメントからは、親元を離れた「未成年を預かる」監督者としての認識の甘さも伺える。
【このたび、本校においてサッカー部の一部生徒による、飲酒及び喫煙という校則違反が確認されました。】
飲酒や喫煙を「校則違反」と称した花田校長。しかしながら未成年者喫煙禁止法、未成年者飲酒禁止法で定められた、親権者や監督者、または販売した側に罰則が科せられる場合もある「法令違反」だ。
4年前にも“飲酒”騒動を起こしていた
そして同校サッカー部は過去にも同じ過ちを繰り返している。2022年1月、選手権大会を制したばかりの部員が同じく寮に酒類を持ち込んだとして、十数名が無期停学の処分を受けている。
ところが学校側は、部員による持ち込みを認めるも「飲酒の確認」はしておらず、当該部員の停学処分も約3週間で解除。その後は部に復帰させていたのだ。
未成年者による酒類やタバコの購入制限が厳格化されている昨今、彼らがどこで購入、また入手しているのかも疑問に残るところだが、強豪校としての歴史だけでなく“悪しき伝統”も受け継いでいるのだろうか。
【希望に燃えた皆さんの可能性を信じる熱心な先生方と最適な環境がここにあります。 あなたの夢を実現するために、ぜひ「青森山田」で有意義な高校生活を送ってください。】
同校公式HPでの「校長あいさつ」で生徒に語りかけていた花田校長。優先するのは生徒の「夢」か、それとも学校の「名誉」か。
