青森山田高校サッカー部で発覚した、部員十数人による飲酒・喫煙問題。7月21日には花田惇校長がコメントを発表したものの、学校側の方針に対してネット上では疑問の声が噴出している。
処分は約3週間で解除
同校によると、今年6月から7月にかけて学校側が実施したヒアリングで、寮内での飲酒や喫煙の実態が明らかに。青森市内の寮などで飲酒や喫煙をした、またはその場に居合わせていたとして、男子部員十数人が停学を含む処分を受けたという。
しかし、同校サッカー部の飲酒問題はこれが初めてではない。
「2022年1月にも寮に酒類を持ち込んだとして、十数人の部員が無期停学の処分を受けています。当時、学校側は部員による酒類の持ち込みを認めながらも“飲酒の確認はしていない”と説明。処分は約3週間で解除され、当該部員はその後、部に復帰しています」(スポーツ紙記者)
全国選手権で4度、インターハイで2度の優勝を果たした強豪・青森山田高校サッカー部。部員数は200名を超え、全国から有望選手が集まる名門だ。過去にも同様の問題が起きていることから、寮生活を含めた指導体制の在り方が課題となっている。
花田校長は今回の騒動について、《教育上重大な事案として重く受け止めている》とコメント。
関係生徒や保護者への聞き取りを実施したうえで、《校則及び生活指導規程によりそれぞれの事案に応じた適切な指導及び処分を行いました》と説明した。
さらに、《これまで以上に指導体制及び夜間確認体制の見直し及び強化を図る》として、巡回体制の充実や規範教育の徹底など、再発防止策を示している。
十数名が関与しても「個人の問題」
同校サッカー部は、7月25日開幕のインターハイに2年ぶりに出場予定。今回の件についてはあくまで「個人の問題」として、飲酒・喫煙に関与した部員を除くメンバーで大会に臨む方針だという。
しかし、処分の対象は十数人に及ぶ。寮という環境で複数の部員が関与していた事実からすれば、「個人の問題」というより、組織的な問題とも言えるが……。
「4年前の飲酒騒動もそうですが、高校サッカー界では近年、他校も含めていじめ問題や不祥事が相次いでいます。処分が甘いケースも多く、そうした対応が続けば、生徒側は“この程度なら許される”と受け止めかねません。同じような問題を繰り返さないためにも、学校側にはより踏み込んだ再発防止策が求められるでしょう」(スポーツ誌ライター)
今回の学校側の判断に対し、ネット上では「たった4年で再発って…完全に舐められてる」「『十数名の悪事』が個人の問題で済まされてはいけない」「親元を離れた未成年を預かる教育機関として、監督者の認識があまりにも甘い」「学校として重く受け止めるなら、前回以上に厳しい措置を示す必要があるのでは?」「インターハイ出場は絶対にありえない」「何度も同じ問題を繰り返し、改善がされないのは、学校自体に問題があるとしか思えない」など、疑問の声が相次いでいる。
またも問題が発覚した青森山田高校サッカー部。複数の部員が関与した騒動をこのまま「個人の問題」として片づけるのか……名門校としての姿勢が、改めて問われている。
