三笠宮家の彬子さまと、叔父の麻生太郎氏

 皇室典範の改正に伴い、皇室経済法にも手が入れられた。同法は皇族方の“皇族費”について定めている法律だ。

旧宮家の養子案の養親候補には信子さまや彬子さまが

皇室経済法とは、皇室の財政を扱う法律で、皇族費の規定などが明記されています。第6条には『皇族費は、皇族としての品位保持の資に充てるために』と記載されており、この皇族費は国民の税金から支払われているものです」(皇室担当記者、以下同)

 今回の改正を受け、年額が大きく変わるのは三笠宮家の彬子さまだ。

昨年の9月30日に三笠宮家の当主となられた彬子さまは、その際に皇族費が640万5000円から1067万5000円に増額されました。そして、今回の改正を受けて、さらに2倍の2135万円と大幅な増額が行われたのです

 昨今の物価高で苦しむ家庭も多い中、1年未満で約1500万円も増額されたことに対しては、SNSなどを中心に疑問の声も多く上がっている。

今回の皇室典範改正を裏で推し進めたのは自民党の麻生太郎氏です。麻生氏は長年皇室典範の改正に向け尽力してきましたが、妹が三笠宮寛仁親王妃家の信子さまであり、そのお子さまである彬子さまは麻生氏の姪に当たります。今回の改正の旧宮家の養子案の養親候補には信子さまや彬子さまも挙がっています。こうした背景もあり、今回の増額に疑念を持つ人も多いのです

宮内庁にはしっかりとした対応を期待

 天皇ご一家は物価高の中でも30年間増額されていない。一方で、宮内庁関係者は、より冷静な視点を、と話す。

'47年に制定された現行の皇室経済法では、女性皇族の定額は男性の2分の1という男女不平等の側面がありました。今回の法改正により、彬子さまは本来男性が受け取る金額と同額を受領できるようになったのです。その不平等を是正したという点においては、評価できる部分といえます」(宮内庁関係者、以下同)

映画の試写会で、信子さまにすがりつくふたりの女王に笑顔の寬仁さま('88年7月)

 今回の皇室典範改正自体が“女性蔑視的”と批判されている中、この点だけは、より現代の価値観に近づいた部分だったようだ。しかし、麻生氏との関連についての批判はつきまとう。

この増額の算出ロジックを見る限り、麻生氏の恣意的な意図や陰謀といったものは感じられません。しかし、国民の不満の原因には、皇族と近い親戚である麻生氏が皇室典範の改正に深く関わっていることが挙げられるでしょう。養子案などシビアな案件に関わることで、さまざまな疑念を抱かれる構造になっていることは否めません

 麻生氏は7月23日に「ようやく、本当にこの典範改正を成し遂げることができた」と語っている。そして、もう一点、国民の不安をあおる要因が残っている。

信子さまが宮家当主となられた際、宮内庁は『承知していない』と説明から逃げたのです。こうした不透明な部分を残すことで臆測を呼び、国民の不満につながっているのでしょう。こういった要素は早急に解決されるべきです」(前出・皇室担当記者)

 男女格差の是正を素直に喜べるよう、宮内庁にはしっかりとした対応を期待したい。