日常の疑問を解決!知って楽しい雑学
雑学1:モバイルバッテリー火災、夏に増えるのはなぜ?
「長期使用に伴う『電池の劣化』に加え、酷暑の影響で劣化が進んでいるためです」(エレコム 商品開発部 田邉明寛さん)
今年4月の航空法の改正により、飛行機内への持ち込みルールが一部変更され、改めてその安全性が注目されている「モバイルバッテリー」。
特にこれからの猛暑の時季は、扱い方を一歩間違えると大きなリスクにつながりかねない。安全に使いこなすための知恵を、パソコン周辺機器メーカー「エレコム」の田邉さんに伺った。
「多くのモバイルバッテリーに搭載されている『リチウムイオン電池』は、高温や衝撃に弱く、内部でショートが起きると発火します。その背景には、スマホの普及により、バッテリーも長期使用されて劣化が進んだこと、近年の酷暑による劣化が挙げられます」
その状態で外部から衝撃が加わったり、夏に暑い場所で高温にさらされることが、発火の引き金になるのだ。中でも夏場に避けたいのが、カバンに入れたままの充電。
「密閉空間は熱がこもりやすく、バッテリーが高温状態に陥り危険です。車内放置や日当たりの良い窓際も厳禁。持ち運びの際は『熱をこもらせない』『直射日光に当てない』が鉄則です」
買い替え目安は約2年。
「2年未満であっても、本体の膨らみ、使用中の異常な発熱、充電量の急激な減少は劣化のサイン。すぐに使用を中止してください」
また、購入時は「PSEマーク」(上の写真)の有無を確認し、極端に安いものは避けて信頼できる販売店を選ぶことも大切。最近は、従来よりも安全性が向上した「半固体リチウムイオン電池」や、低温に強く長寿命な「ナトリウムイオン電池」など新しいタイプの電池を搭載した製品も登場しているので注目だ。
「捨てる際は、電池残量を空にしてUSBポートにシールを貼り、JBRC回収BOXや自治体のルールに従って廃棄してください」
おいしいスイカの見分け方
雑学2:おいしいスイカの見分け方、叩いたときの音ではわからない?
「音でわかるのは、中の亀裂や空洞具合。素人が叩いても味までは判別できません」(ブランドスイカ専門店「あまいスイカ」代表 佐藤 洸さん)
夏の風物詩・スイカの全国的な旬は5〜8月。せっかくなら甘くて新鮮なものを選びたい。スイカの目利き、佐藤さんによると、ひと玉買うときのポイントは3つある。
「1つはツルが緑色かどうかです。スイカは追熟しないので、収穫直後がいちばんおいしい。ツルは時間がたつと茶色に変色していくので鮮度の目安にするといいですよ」
2つ目はヘタの周りが盛り上がっているか。完熟して甘い証拠だ。最後は縞模様の色がはっきりしていて、触ると境界線に凹凸を感じるか。
「緑と黒のコントラストが強いのは、生育状況がよかった証し。元気に育ったスイカは中身の充実も期待できます」
ベテラン農家になるとスイカを叩いたときの音の違いで、種の周りの空洞や亀裂の有無を確認し、どのぐらい熟しているかを判別できるが、残念ながら素人がそのワザをまねすることは難しい。
「カットスイカでは、果肉の赤と皮の白い境界線がはっきりしているものが完熟の証しです。種の周りに小さな空洞があるかもおいしさの目安。ブロックカットは容器の底に赤い汁(ドリップ)がないものを選びましょう」
最近人気の黄色いスイカや小玉スイカも見分け方は同じ。黄色は赤より糖度が高いが適度な酸味があって後味はアッサリ。小玉は甘みが強く皮が薄いため、可食部が多い分、足が早いという特徴も。昔ながらの“シャリ感”を楽しむなら大玉、と特徴が違うので持ち味を楽しんでほしい。
「保存するときは、丸ごとであれば冷暗所で約1週間もちますが、食べる30分〜1時間前に冷蔵庫に入れ、10〜15℃に冷やすと最も甘みを感じます。カットしたものはラップをして野菜室に入れ、3日以内に食べきりましょう」
食べ飽きたときは、オリーブオイルと塩をかけて前菜風にしたり、ライムやレモンを搾るのもオススメだそう。むくみ改善効果もあるスイカを食べて、今年も元気に夏を乗り切ろう!
取材・文/荒木睦美
