2026年7月27日、首相会見に臨んだ高市早苗首相 撮影/JMPA

 2025年10月の組閣以来、各社の世論調査で軒並み60%以上、一部では70%と高い内閣支持率をキープしていた高市早苗首相(65)。初の女性総理大臣として国民の期待を一心に背負った首相だが、ここにきて綻びが見え始めてーー。

 毎日新聞が7月18日、19日に行った世論調査によると内閣支持率41%と、前回調査よりも10%以上の大幅下落。他社調査でも、毎日新聞ほどではないものの、各社50%台と支持率低下が伝えられている。

 これを受けて27日、衆院予算委員会で中道改革連合・階猛幹事長(59)から「支持率低下」と問われた高市首相。「国民のみなさまのお気持ちとして参考にさせていただく」と受け止めつつも、支持率下落については「原因については分かりません」と留めた。

 また同日の記者会見で国会運営への「反省点」を問われても、「反省点というのは特にない」とピシャリ。続けて「とにかくがむしゃらに政権公約を一つでも多く実現しようということで頑張ってきた」と、総理大臣として「頑張った」ことを強調してみせた。

 これらの首相発言が伝えられると、

生活と関係ない法律ばかりに熱心

《国民と国民生活に関心がないんだろうね》
《生活と関係ない法律ばかりに熱心で、円安も容認、それでわからないはギャグだね》
《反省点は無い?負けず嫌いも必要やけど、自分でやったことに後悔はせんでも、反省はするべきじゃ》
《一生懸命やりました。反省点はありません。高市、お前小学生か?ん?今時小学生だって、しっかり自己現状分析するよ》

 Xでは、支持率低下の現実がある以上、決して反高市・アンチ勢ばかりとは言い切れない、国民からの批判、呆れる声が広がっている。

 与党に精通する政治ライターが国民の声を代弁する。

「高市政権が国会で通してきた法案といえば、皇室典範の改正や国旗損壊処罰法、副首都法といった、およそ国民生活とはかけ離れたものばかり。一方で公約の消費税減税は早々に“2年限定”と決め、ゼロではなく1%になる見通し。国民生活に最も直結する物価対策でも成果が出ているとは言い難い。

 会見では先進7か国と比較して、物価高の水準を“一番低く抑えられている”と胸を張るも、各国とは社会情勢や税制度も異なるだけに、そこと比較してもらっても(苦笑)」

「女優ライトを当ててる?」と指摘のあった高市首相(内閣広報官Xより)

 また国民の反感を買ったのが、7月20日に自身のXで投稿した【久々に5時間も睡眠を取れた】【0時間〜3時間睡眠が常態化】との、“寝ていない”アピールするかのようなポスト。これが炎上した。

「首相就任時の“働いて働いて働いて働いて働いてまいります”発言を意識してか、今も睡眠時間が取れないほどに働いていると訴えたのでしょうが、国民が求めているのは結果です。国会議員が国民のために“頑張る”のは当たり前で、わざわざアピールするあたり、結果が出てないことを自覚し、焦っているようにも見えます。

 そして国民が高市首相に嫌悪感を覚えたのは、非を指摘されて素直に受け止めない、“謙虚さ”のなさを露呈したことだと思います」(前出・政治ライター、以下同)

「謙虚さ」はあった歴代首相

 例えば2018年、安倍晋三元首相(享年67)は内閣支持率の低下を受けて、

「国民の厳しい見方は謙虚に受け止めていかなければならない。信頼回復に努めてまいりたい」

 国民の意見を「謙虚に」受け止めている。また岸田文雄元首相(68)も2023年、一向に回復しない支持率に「調査の結果や指摘は謙虚に受け止めたい」とやはり「謙虚に」向き合うことを示した。

「もちろん自身の信念をもって、国民のために睡眠時間を削ってまで政策を進めているだけに、世論調査での乖離に納得いかない気持ちは当然。が、たとえ意に反した結果としても、まずは“謙虚に受け止める”姿勢を見せるのが政治家です。

 それをムキになって反論するほどに国民の信用、信頼は損なわれます。初の女性総理として“隙を見せられない”との気負いもあるのでしょうが、大半の日本人が“謙虚さ”を美徳とするだけに、これは男性議員、女性議員に関係なく、政治家としての資質が問われる不用意な発言でした」

 2月20日の衆参本会議では「謙虚に、しかし大胆に政権運営に当たっていく」と施政方針を述べていた高市首相。今は「大胆さ」ばかりに目が入っているのだろうか。