28日午後4時27分ごろ、熊本県で最大震度7を観測する地震が発生した。気象庁が「令和8年熊本地震」と名付けたこの地震では、建物の倒壊や火災、商業施設『イオンモール熊本』での爆発など大規模な被害が相次ぎ、29日時点で調査中を含む死者は12人に上っている。
高市首相・小泉防衛相のSNS発信
地震発生後、政府と各閣僚がどう動き、どう国民に伝えたか。その“発信のあり方”をめぐって、SNS上ではさまざまな声が交錯している。
地震発生時、官邸で公務中だった高市早苗首相はすぐに官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置し、各省庁へ被害状況の把握を指示したという。その後、高市首相は記者会見を開き、関係省庁への3点の指示(被害状況の早急な把握、地方自治体と連携した人命第一の救命・救助、国民への適時適確な情報提供)を説明し「政府としては全力で対応にあたってまいります」と述べた。
これらの動きは首相自身のXでも発信され、「会見」と「SNS」の両方を通じて政府対応を説明したが、この高市首相のX投稿をめぐってSNSでは評価が真っ二つに割れた。
《高市内閣においては、なんて言う必要ないだろ他の内閣よりも優れてますとか災害利用してアピールか?》
《どれだけ迅速に具体的に手を打てるかどうかが問われている局面です》
といった批判とも取れる声の一方で、
《地震を利用して批判するのはやめるべき》
《遅いって言ってる人正気なのか。。》
《こんな時にも高市批判を忘れない連中って何だろ》
など労う声も多く見られる。
こうしたなか、迅速な対応で分かりやすいと受け止められたのが、小泉進次郎防衛相の発信だった。小泉防衛相は陸海空の3隊が連携し、被害情報の収集、人命救助などの状況をいち早く発信し、自衛隊の活動状況を明確に示した。
なぜ高市批判が集まる?
では「高市内閣として、できることは全てやります」の発信でなぜ批判が集まるのか。
「高市首相、小泉防衛相は何かとSNSでの発信で批判されていますが地震発生後すぐに官邸対策室を設置し、会見も会議も行っていて初動そのものに大きな遅れがあったとは言えないでしょう。SNS発信は速報性に優れる一方、高齢者や被災地の停電世帯には届きにくいという弱点もあります。しかし、発信自体を“アピール”と批判するのは酷すぎる気がしますね」(社会部記者)
熊本地震の被害の全容は、いまなお確認が進んでいる最中だ。停電は約3万戸以上に及び、ライフラインの復旧、避難所の環境整備、そして安否不明者の捜索が続く。政府は自治体の要請を待たずに食料や水を届ける「プッシュ型支援」を進め、熱中症対策の簡易型クーラーや電源車の投入も指示している。
問われるのは、これから政府が被災地にどれだけ実効性のある支援を届けられるかだろう。《海外への支援するお金があったら全部熊本へ支援して》という声もあるように、国民と被災者が今後のアフターケアを見守っている。高市内閣にとって初の大型災害対応は、まさにこれからが正念場となる─。
