2023年、WBC日本代表にも同行した水原一平受刑者

 日本時間7月29日、MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が本拠地で行われたマリナーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。初回の第1打席で23号先頭打者弾を放ち、スタジアムを熱狂の渦に巻き込んだ。

水原受刑者の“独占インタビュー”

 大谷のホームランは、実に10試合ぶり。左膝の違和感のためオールスター戦を辞退し、このところは不振が続いていたものの、本拠地で堂々の復活弾を打ち上げた。

 そんな大谷に関して、日米でにわかに注目を集めているコンテンツがある。

「7月28日から、アメリカのスポーツ専門局『ESPN』が、大谷選手の元通訳・水原一平受刑者が関与した違法賭博についての音声ドキュメンタリー番組を配信開始しました。

 番組は同局が誇るドキュメンタリーブランド『30 for 30 Podcast』で全6回にわたって配信され、タイトルは『The Betrayal of Shohei Ohtani(ショウヘイ・オオタニを裏切った男)』。『ESPN』は今回配信されるドキュメンタリーを、“野球史上最大級のスキャンダル、そして大谷翔平と長年の通訳である水原一平との関係性の崩壊について検証する”と説明しています」(スポーツ紙記者)

 番組では、水原受刑者が違法賭博に関して自身の罪を告白した“独占インタビュー”の音声を初めて公開。インタビューは、騒動が公になる直前の2024年3月に行われたものだという。

 そんな音声で今回、明らかになった情報とは……。

「水原受刑者は違法ギャンブルによる多額の借金について、大谷選手に肩代わりを頼み、承諾を得た上で一緒に送金したと話していました。しかし、数時間後には大谷選手のスポークスパーソンであるマット・ヒルジック氏から記者に、“イッペイは嘘をついていた”との連絡が。このとき初めて、大谷選手が何も知らない間に、水原受刑者が彼の口座から勝手に送金していた事実が明らかになったようです」(アメリカ在住のスポーツライター)

大谷の“ギャンブル嫌い”を知っていた水原一平

 なんとも生々しいやり取り。さらに、物議を醸しているのが水原受刑者が先に語っていた内容だ。

「大谷選手に借金を肩代わりしてもらったと主張していたとき、水原受刑者は“大谷が人生で一度もスポーツ賭博をしたことがないことは、命を賭けて断言できる”“彼はお金に困っていないし、ギャンブルはひどいものだと思っている”“チームメイトとかがギャンブルをしているのを見ても、『なんであんなことする? ギャンブルは良くない』と話していた”と証言しています。

 事実として、検察は大谷選手と水原受刑者との膨大なメールのデータを捜査しましたが、賭博に関わる内容は1つもなかったと発表しています。しかし、自らがギャンブルによって身を滅ぼしていたにも関わらず、大谷選手の発言とはいえ水原受刑者が賭博に否定的な言葉を並べていたことに違和感を覚える人が続出。ネット上では、“すごい失礼ながら声出して笑ってしまった”“ギャンブルは悪だと言わんばかりの大谷さんの側近だったのに、なぜ改心出来なかったんだろう”“ギャンブル中毒が『命を賭ける』って…”などの反応が寄せられています」(同・スポーツライター)

大谷翔平、水原一平元通訳(2023年)

 7月29日、ドジャースの専門メディアである『ドジャース・ネーション』は《大谷が水原受刑者の賭博に関与したと信じる人々は今後もそう主張し続けるだろうが、今回のインタビューの公開は、その主張に反する膨大な証拠を提示している》との文章を掲載。《大谷は水原受刑者のたくらみや賭けについてまったく知らなかったようで、今回初めて公開されたインタビューが決定打となった》と、改めてその潔白さを訴えている。

 徐々に全容が白日の元に晒されつつある、水原受刑者の愚行。いつの日か、彼の口から直接語られる日は来るのか――。