TOHOシネマズからはポップコーンボックスが続々と登場(公式サイトより)

 第一作目から30年が経過した今年の7月3日に公開された映画『トイ・ストーリー5』。おもちゃたちを主役とし、物語を繰り広げる斬新な視点は子どもから大人まで、世代を超えて人気を博している。

1万円越えの高額ポップコーンボックス

「興行収入はすでに80億円を突破していますが、この記録はディズニー・アニメーション作品ディズニー&ピクサー作品として、史上最速です。

 今作は最新型の電子タブレット『リリーパッド』に夢中になった少女ボニーの感情の機微と、デジタルに少女の時間を奪われたおもちゃたちの葛藤を描くストーリーで、まさに現代に起こっている事象とリンクする点が見どころ。この夏休みにお子さんと見に行くご家族も多いでしょうし、まだまだ記録は伸びていくと思います」(映画ライター)

「高すぎる」と話題!バズ・ライトイヤーのポップコーンボックス(TOHOシネマズ公式Xより)

 映画公開とともにさまざまなグッズが展開されたが、中でも“強気すぎる”価格で販売された商品が注目を浴びた。

「『バズ・ライトイヤー ポップコーンボックス』です。映画では、“無限の彼方へ、さあ行くぞ!”という決めセリフでおなじみのバズ・ライトイヤーと、作中さながらのデザインが施された箱がついてくる商品になっています。ただ、価格は驚異の10800円(税込み)。

 この商品は、6月下旬にTOHOシネマズのECで行われた抽選販売で当選した方が購入可能でしたが、7月23日から26日の間に二次抽選が行われ、さらに7月31日からは劇場での購入も可能になっています。ひとり1個までの数量限定販売ですので、これを機に劇場に足を運ぶ人も多いかもしれませんね」

TOHOの“稼ぎ頭”

 TOHOシネマズの“高額ポップコーンボックス”は今年に入ってから、度々話題になっているという。

「『名探偵コナン』のスケートボード型(3000円)、『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』のヨッシーのたまご型(6800円)、『プラダを着た悪魔』の赤いバッグ型(6800円)、『Michael/マイケル』のハット型(3800円)など、いずれも映画館で買うには少しハードルが高い値付けがされています。しかし、これらの商品がヒットを飛ばし、売り切れが続出しているのです。

 5月22日に公開された『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の際は、8800円・11800円・14800円(いずれも税込み)と3種類のポップコーンボックスが発売されました。いまやポップコーンボックスはTOHOシネマズの目玉商品かつ、稼ぎ頭となりつつあります」(前出・映画ライター)

 映画を主軸に、第二第三の矢を放つTOHOシネマズ。今回のバズも“バズる”ことだろうが、前出の映画ライターはある懸念点を指摘する。

過去にディズニーリゾートで販売されていたバズのポップコーン(メルカリより)

「実は同様のパッケージで本家ディズニーからもポップコーンボックスが発売されているのです。現在、その商品は販売期間外となっていますが、価格は2300円と、TOHOの約5分の1。フリマサイトに3000円台で出品されているものも見られます。

 これまでの傾向を踏まえると、ヒットは間違いないのでしょうが、あまりの高価格に反感を買う可能性もあるかもしれませんね」

 ポップコーンボックスで売り上げを図るTOHOの戦略。蔓延る転売対策と、絶妙な値段設定が今後のカギとなるかもしれない。