河野太郎氏

 高市早苗首相(65)が2027年4月から2年間、飲食料品の消費税率を現行8%から1%に引き下げる方針を表明。法改正に向けて党内での調整を指示した。これを受けて、“党内野党”が今さらの“反高市”を始めてーー。

 第51回衆議院議員選挙の自民公約である「消費税減税」。当初は「ゼロ」としていたが、レジシステム改修などの問題を受けて「1%」の引き下げに下方修正し、1%を中低所得者への給付金などで補填するとした。

 この首相肝入りの物価高対策案に、中道改革連合や国民民主党などの野党はすでに反対表明しているが、党内からも同様に反対する声が飛び出した。高市内閣では閣僚を任されなかった、これまで元デジタル相などを務めた河野太郎衆院議員(63)だ。

 7月30日に国会で記者取材に応じると、「私はこの消費税の軽減税率を下げるということには反対でございます」と減税を明確に反対。「本当に困っている方や子育て世帯を給付で支援すべき」と減税ではなく、野党と同じ中低所得者への給付金配布を代替案として示した。

 とはいえ、先も述べた通りに「消費税減税」は、2月の衆院選における自由民主党の公約だ。河野氏もまた、神奈川15区の自民党候補として出馬して11回目の当選を果たしているが、高市首相が掲げた「公約」のもとで当選している。

 いや、2025年10月の自民党総裁選では「小泉さんが一番ふさわしい」として、小泉進次郎氏(45、現防衛相)を支持していた河野氏だ。小泉氏敗退後にはそそくさと“輪”から離れた河野氏だけに、当時の内閣支持率70%超えの「高市人気」にあやかっての当選と言われてもおかしくはない。

公約守れないのなら議員辞職して

2025年10月、高市早苗首相の指名選挙終了後、国会内でひとり取り残された河野太郎氏

 それだけにーー、

《公約って組織決定ちゃうの? 公認してもらって選挙出たんちゃうの?》
《自民党の公約だぞ? 河野太郎はなぜ選挙の時にそれを大きな声で言わなかった?》
《河野太郎に一票入れた人の中にも 消費減税やってくれると思った人もいる その思いを踏み躙るなら離党しなさいよ》
《公約に掲げ当選した訳ですから、公約守れないのであれば議員辞職してください》

 X上では、公約を掲げた高市自民を、1票を投じた有権者を裏切る行為として「離党」や「議員辞職」を求める声も上がっている。

 では、河野氏は今になってなぜ、国民との約束事である公約を“反故”にしようと声をあげ始めたのか。先の記者取材では、

「ホルムズ海峡の問題で、食料品だけでなくエネルギーなど様々な物価が上がり、(衆院選の)当時とは大きく違った状況になっている」

 アメリカとイランによるホルムズ海峡をめぐる対立の影響のより、食料品だけでなくさまざまな物資が値上がりしている状況を挙げてみせた。

 なんでも河野氏だけでなく、自民党内には「消費税減税」に反対する議員も相当数いるという。ならば同氏を筆頭に新党を結成し、あらためて国民の信を問うてはどうか。