バレーボールのネーションズリーグは現地7月29日、男子の準々決勝が中国・寧波で行なわれ、予選ラウンドを12連勝で突破した日本が開催国の中国を3-1で撃破し、ベスト4進出を果たした。しかしこの試合で、日本のファンから主力のミドルブロッカーについて心配する声が殺到している。
「試合中、背番号2の小野寺太志選手に何らかの異変が生じた際、いち早くそれを察知してベンチへ交代を促したのが西田有志選手でした。テレビ画面越しにも伝わる緊迫感の中、西田選手の咄嗟の“神対応”に対し、SNS上では《西田選手のリーダーシップは素晴らしかった》《先輩相手でも強くはっきり言ってくれる西田くんが居てくれて良かった》と称賛の声が相次いでいます」(スポーツライター、以下同)
古賀紗理那さんとの結婚生活でも心身のケアを最優先にしてきた
なぜ、西田選手はこれほどまでに敏感に仲間の異変を察知できたのか。その裏には、彼自身が過去に経験した壮絶な「病魔との闘い」と、最愛の妻との深い絆がある。
「問題のシーンがあったのは、日本戦の緊迫した場面。コート上でプレイしていた小野寺選手が、一瞬、苦しそうな表情を見せ、動きに違和感が生じました。周囲の選手やスタッフも気づきにくいわずかなサインでしたが、西田選手はすぐさま小野寺選手のもとへ駆け寄り、状況を確認。即座にベンチへ向かって“交代”のジェスチャーを送り、大事に至る前にベンチへ下がるよう促したのです」
ファンが固唾をのんで見守る中、西田選手の冷静かつ迅速な判断は、チームの危機を救うだけでなく、選手ファーストの姿勢として大きな感動を呼んだ。
「西田選手はエースとしての攻撃力だけでなく、チーム全体の状況を常に把握している視野の広さがあります。しかし、それ以上に"人の身体の痛みに敏感である"という彼の経験が、今回の行動に繋がったのでしょう。西田選手が他者の異変にこれほど敏感なのは、自身がかつて原因不明の体調不良に苦しんだ経験もあるのでしょう。過去に高熱が続くなどの“原因不明の病気”に襲われ、一時はバレーボールを続けられるかどうかの瀬戸際に立たされたことがありました。身体が思うように動かない恐怖や、周囲に理解されにくい苦しみを身をもって知っているからこそ、仲間の小さなSOSも見逃さなかったのかもしれません」(スポーツ紙記者、以下同)
そんな苦しい時期を支え、共に歩んできたのが、2022年に結婚した妻で、女子日本代表のエースとして活躍した古賀紗理那。
「お互いにアスリートとして第一線で闘う過酷さを理解し合い、私生活でも心身のケアを最優先にしてきた二人。古賀さんとの温かい結婚生活の中で、西田選手は“人を思いやり、変化に気づく力”をさらに深めていったに違いありません。お互いを思いやる最強の夫婦愛が、西田選手のコート上での優しさと視野の広さを育んだと言えそうです」
自らの病魔との闘い、そして最愛の妻との強い絆があるからこそ、今の西田選手の「察知力」があります。この強い絆が、これからも日本代表を力強く勝利へと導いてくれるはずです。
