ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

 7月28日午後4時27分頃、熊本県熊本地方を震源とする「令和8年熊本地震」が発生した。熊本県宇城市や氷川町では最大震度7を観測し、九州各地で強い揺れを観測。交通機関への影響など、各地で被害状況の確認が進められている。

熊本からのゲストを思い、USJが迅速対応

 そんな中、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)が発表した対応が注目を集めている。地震発生後の翌日、7月29日の午前中に来場予定者に向けてチケットの払い戻し対応を案内。SNSでは「対応が早すぎる」「ゲストを大切にしている」といった声が寄せられている。

 USJは 《令和8年熊本地震で被害にあわれた皆さまへのお見舞いとお知らせ》を公式HPに掲出。チケットの払い戻し対応について案内した。

 今回の対応についてUSJ広報室に取材したところ、

「熊本県をはじめ九州エリアからご来場いただくゲストも多くいらっしゃいます。令和8年熊本地震に伴い、公共交通機関への影響をはじめ、さまざまな理由によりご来場が難しくなるお客さまがいらっしゃると考えました。

 そうしたお客さまに、ご心配なく少しでもご安心していただけるよう、チケットの払い戻し対応について速やかにご案内いたしました」

 と、早期に案内した理由を明かした。

 また、今回の対応を受け、SNSでは「パーク内に募金箱を設置してほしい」「USJを通じて被災地を応援したい」といった声も上がっている。

 こうした支援を望む声については、

 「細やかな内容に関してはコメントは差し控えさせていただきます」と、募金箱設置など具体的な支援策については、現時点では明らかにしていない。

ジャングリアも福山雅治も被災者へ配慮

 災害や交通事情などによって予定通り利用できなくなった場合、各施設やイベント運営側が利用者への対応を行うケースも広がっている。

熊本地震におけるチケットの払い戻しをお知らせすUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公式HPより)

 沖縄県の大型テーマパーク「ジャングリア」でも、来場が困難となった場合に個別に払い戻し対応を実施。また、歌手の福山雅治は東京ドーム公演のチケット代金の返金、桑田佳祐はツアーの開催見送りを発表するなど、状況に応じた対応が取られている。

 一方で、被災地への支援も相次ぎ、株式会社ポケモンは義援金や寄付金として総額1億円の拠出を発表。ソニーグループも総額5000万円の寄付を発表するなど、企業による支援の動きが広がっている。

 今回のUSJの対応は、来場予定者への配慮だけでなく、「自分も何か力になりたい」という利用者の思いを浮かび上がらせた。チケット対応から寄付や支援活動まで、災害時に企業や施設がどのように被災地と向き合うのか、その姿勢にも注目が集まっている。