豊川悦司

Netflixで大ヒットを記録し、「もうええでしょう」が流行語にもなった『地面師たち』。一時は豊川悦司の体調を考慮して延期されていた新作の撮影が、8月中旬から本格始動するという。新作では、ハリソン山中誕生の秘密に迫る“前日譚”が描かれるようだ。

『地面師たち』が再始動

 “あいつら”がついに動き出すようだ……。

「Netflixで配信されたドラマ『地面師たち』の新作の撮影が、8月中旬から本格的に始まります。キャストやスタッフの間でも、ようやく“再始動”できると安堵しているようですよ」(映像制作会社関係者)

 地面師とは、土地の所有者になりすまし、不動産を勝手に売却して代金をだまし取る詐欺師のこと。

 '17年には大手住宅メーカーの積水ハウスが都内の土地取引をめぐって地面師グループにだまされたとして55億5900万円の被害を受けるという事件が発生したことも。

「'24年7月に配信された全7話のドラマは、同名小説を大根仁監督が映像化した作品。綾野剛さんと豊川悦司さんによるダブル主演。綾野さん演じる辻本拓海が豊川さん扮する大物地面師のハリソン山中に誘われ、情報屋や手配師、法律屋といった各分野での詐欺のスペシャリストと結託して、100億円規模の不動産詐欺に挑む物語です」(映画ライター、以下同)

 配信後は、日本国内のNetflixで視聴された作品を対象とする週間TOP10で、配信開始から6週連続1位を獲得する大ヒットに。ピエール瀧が演じた法律屋の後藤が繰り返したセリフ「もうええでしょう」は、'24年のユーキャン新語・流行語大賞トップ10にも選ばれた。

「劇中、強烈な存在感を放ったのが地面師グループを束ねるハリソン山中。常に敬語で話す紳士的な振る舞いの一方、目的のためなら殺人もいとわない冷酷さを持ち、裏切った仲間に対しても容赦ない制裁を加えるという、恐ろしくも魅力的なキャラクターでした」

 本来ならば、新作の撮影は'25年秋の予定だったが、延期になったという。

「豊川さんの体調面を考慮した結果と報じられています。以前から重い腰痛を患っており、'24年末ごろには鎮痛剤が効かないほどに悪化していたそうです」(ワイドショースタッフ)

 一時は制作そのものも危ぶまれたが、豊川が今年の春から仕事を再開したことで、再び新作が動き出したようだ。

「新作で描かれるのは、いわば地面師たちの“エピソードゼロ”。謎に包まれているハリソン山中の過去が描かれる前日譚的な作品になるそうです。

 前作ドラマの冒頭でも描かれた狩猟のシーンを新作で追加撮影して、彼がいつから命を奪うことや暴力にためらいを持たない人格を手に入れたのかまでの過程が明かされるようです」(前出・映像制作会社関係者)

 トラブルを乗り越えて再びハリソンを演じるトヨエツ。前作を超える怪演に、期待が高まる─。