「Nクールおじさん」で話題になった清水伸(公式サイトより)

 11年間ニトリのテレビCMに出演し、“Nクール(Nウォーム)おじさん”と親しまれていた俳優の清水伸が、今期話題のドラマ2本に相次いで出演して注目を集めている。

 玉森裕太主演のドラマ『マイ・フィクション』(テレビ朝日系)では「西多摩警察署森沼町交番」の警察官・渡辺誠役。松村北斗主演のドラマ『告白-25年目の秘密-』(日本テレビ系)では探偵事務所の代表・菊田護朗役で4話から出演している。

香川照之を彷彿とさせる怪演も

 『マイ・フィクション』の1話は高齢女性に話しかけられる1シーンのみだったが、2話では玉森演じる主人公が交番に駆け込むシーンで怪しい笑顔を見せたほか、ストーリーの鍵を握る「レインボー」ジャンボたかお演じる不可解な行動を取る介護士に襲われる……など、見せ場も。

 『告白-25年目の秘密-』では水野美紀演じるヒロイン(岡崎紗絵)の義母に、調査内容を教えろと迫られるシーンで登場。清水の所属事務所の公式サイトでは4話〜と記載されているだけに、今後も継続的に出演するようだ。

 SNSでは、

《Nクールおじさんが、『マイ・フィクション』と『告白』に出ている》
《今年からは見られないと思っていたNクールのおじさん出てきて激アツ》

 と、清水に気づいた視聴者から歓喜の声が上がっている。実は放送中のNHK朝の連続テレビ小説『風、薫る』にも、見上愛演じるヒロイン・一ノ瀬りんと関わる大崎六郎役で出演している清水。

 1997年にNHK大河ドラマ『毛利元就』の吉川元資役で映像デビューして以来、多数の映画・ドラマに出演。バイプレイヤーとして活躍してきたが、「本格ブレイクも近い」とテレビ局関係者は太鼓判を押す。

実績や実力は申し分ない上、ニトリのCMを卒業したというニュースで注目された直後に、話題作に立て続けに出演して存在感を残したのは大きいですよ。特に『マイ・フィクション』の警察官役は、香川照之さんを彷彿とさせる怪演でした

 香川や木下ほうかなど、ヒール役に定評のあったベテラン俳優が不祥事でテレビから消えたことで、ヒール役もできるバイプレイヤーの需要は高まっているという。

岡部たかしさんなど、どんな役も演じられる50〜60代のバイプレイヤーは引っ張りだこです。清水さんは “Nクールおじさん”というキャッチーな愛称もあるのが強い。ニトリのCMで見せたコミカルな演技とのギャップも出せるし、今後ヒール役での需要も増えるのでは」(同・テレビ局関係者)

 10月2日から始まる2人芝居『情熱とバッドエンド』(東京・下北沢OFFOFFシアター)では中年バンドマン役を演じるなど、俳優としていろんな顔を見せる清水。“Nクールおじさん”ではなく、清水伸という名前がお茶の間に定着する日も近そうだ。

“Nクールおじさん”こと清水伸が出演する「道産子と越後人」公演『情熱とバッドエンド』のチラシ(本人のXより)