読売ジャイアンツとセ・リーグ首位争いをする阪神タイガースが、8月5日の横浜DeNAベイスターズとの試合を7-11で落とした。2連覇に向けて気が抜けない試合が続く後半戦、スター選手揃いのスタメンに“穴”が露呈してーー。
DeNA戦ではベンチスタートだった正二塁手の中野拓夢(30)、中堅手の近本光司(31)、右翼手の森下翔太(25)、一塁手の大山悠輔(31)、三塁手の佐藤輝明(27)がスターティグメンバーに名を連ねる、阪神を、いや、球界を代表するスター選手たち。
一方で、藤川球児監督(46)が頭を悩ませるポジションがある。内野の要、花形ポジションである遊撃手だ。この日、7番・遊撃手のスタメンを任されたのは、2025年シーズン終了後に埼玉西武ライオンズから戦力外通告を言い渡され、今季より阪神でプレーするプロ5年目の元山飛優(27)。
ここまで17試合(8月5日時点)の出場で、7月21日の同じくDeNA戦からスタメン起用されて打率.282と好調をキープ。戦力外から一転しての躍動ぶりに藤川監督、虎ファンの“不安”も一掃されたように見えた。ところがーー。
DeNA牧もビックリした“お粗末プレー”
3回裏ノーアウトで、DeNA・2番の牧秀悟(28)が初球を高々と打ち上げてショートフライ。ところが1度は捕球体勢に入った元山だったが、横浜スタジアム上空を吹く浜風に煽られたのか、これをまさかの落球。
誰が見てもフライアウトの打球だけに、一塁ベースを大きく回ったところで若干スピードを緩めた牧だったが、目の先で起きた落球を見ると「え?エェー!?」とばかりに、目を大きく見開いた驚いた表情で慌てて二塁に猛ダッシュ。凡フライを“二塁打”にする、相手選手をビックリ、監督とファンをガックリさせるエラーをしてしまった元山。
この後、牧が帰塁して1点を追加したDeNAは、阪神のエース左腕・高橋遥人(30)を攻略して計14安打で11点を挙げてる猛攻で勝利。エラー後に天を仰いだ元山は途中交代を告げられ、試合後に「何を言っても言い訳になる」と悔しさを滲ませたのだった。
「巨人と優勝争いをする阪神の“鬼門”はショートになるかもしれません」とは、在阪球団を取材するスポーツライター。
3月27日の開幕戦で遊撃手を守ったのは、2025年シーズンに同ポジションで84試合に出場した小幡竜平(25)。ところが6月3日に捕球と送球でダブルエラーを記録すると登録抹消。現在は腰部の怪我もあってファーム調整中の有り様に。
「他にも2023年優勝メンバーのベテラン・木浪聖也(32)、内外野を守れるユーティリティな熊谷敬宥(30)がショートを守るも、やはりミスが目についてか藤川監督からの信用もイマイチ。そして打撃好調の元山でしたが、まさかの“お粗末プレー”にファンも“またか”という思いでしょう。
対するDeNAの若きショート・宮下朝陽(22)の見事な守備を見せつけられて、阪神ファンは“ショートハラスメントだ”と自虐。彼らが思いを馳せるのは、走好守を備えた偉大な“ショートストップ”の姿なのでしょう」
鳥谷ってまじのがちの偉人なんやな
《阪神のショートって鳥谷以降安定してないイメージ》
《ショートはエラーするもんって割り切りたいが割り切ってまで育てたい選手がいない……鳥谷2世求む》
《鳥谷ってまじのがちの偉人なんやな。当たり前すぎてこの当たり前に感謝が足りてなかった気がする。》
Xでも再認識させられているのが、阪神で16年間(千葉ロッテマリーンズで2年間)プレーし、不動の遊撃手として4度の「ゴールデングラブ賞」を獲得(三塁手としても1度)した鳥谷敬氏(45)の「偉大さ」だった。
「その鳥谷さんは、2023年〜24年に指揮をとっていた、早稲田大学の先輩でもある岡田彰布さん(68)から要請を受け、2年連続で春季キャンプの臨時コーチに就任。守備を重んじる岡田さんだけに、主に内野守備の指導を鳥谷さんに託していました。
しかし藤川監督が就任した2025年からはコーチとして呼ばれていません。現役時代を一緒にプレーした阪神のレジェンド同士、特段不仲とは聞きませんから(笑)、来シーズンにでも鳥谷さんには是非とも縦縞ユニフォームを着てほしいものですが」(前出・スポーツライター)
はたして藤川監督、虎ファンのお眼鏡に叶う遊撃手は出てくるのだろうか。
