ニュースや情報番組に出演する“コメンテーター”たち。時には専門家目線で、またある時には国民の代表としてコメントする彼らは、番組にとって欠かせない存在だ。しかし人によっては、「その態度がちょっと鼻につく……」などといった理由でいまいち“合わない”コメンテーターもいるだろう。そこで全国の20歳以上60歳以下の男女500人を対象に、「見たくないコメンテーター」についてアンケートを取った。
お笑い芸人もランクイン
第10位は『めざまし8』(フジテレビ系)などに出演する古市憲寿氏。
数々の情報番組に出演しているため顔を知っている人は多いと思うが、もともと古市が“何をしている人”なのかわからないといった声が多く寄せられた。彼の本業は社会学者・作家。物怖じしない語り口が特徴の古市だが、そもそも素性がよく分からないため「上から目線」と感じられるのかも知れない。
《何者だかよくわからず、賢そうキャラで口が悪くて不快でうさんくさい》(大阪府・49歳女性)
《上から目線》(愛知県・60歳男性)
第9位は政治ジャーナリスト・評論家の田崎史郎。
田崎は大学卒業後、時事通信社に入社。自民党を始め公明党や野党などを幅広く取材してきた。かなり政治に精通している人物だが、コメントには「自民党贔屓」との意見が。長年の取材で自民党内に人脈が多いのか、公平性に欠くコメントに眉をひそめる人が多いようだ。
《自民党寄りな発言ばかりで公平さのない偏ってる人だから》(宮城県・58歳女性)
《自民党贔屓がすぎる。中立性が感じられない》(広島県・53歳男性)
第8位はカンニング竹山。
お笑い芸人がコメンテーターを務めてはいけないということはないが、問題は彼が出演する際の“態度”のようだ。真面目な話題のときはもちろん難しい顔になるだろう。しかし、それが不機嫌な顔に見えるのか、「何でそんな態度?」と反発感情を抱く人も。そもそも彼の芸風は“キレ芸”だが、コメンテーターとして出演する際はもう少しにこやかにしたほうが良いのかもしれない。
《芸人が専門家みたくコメントしてるのが観たくない》(北海道・54歳男性)
《言葉ひとつひとつに棘を感じる。いつも怒っている表情で見ていて不快になるので出ているとテレビを消すかチャンネルを変えてしまう》(東京都・58歳男性)
第7位はかつて小泉政権下で“最年少当選者”として話題になった杉村太蔵だ。
国会議員として活動していた際に“失言”が問題になっていた杉村。当時から“頭の切れる”印象はなく、議員を辞めた後もそのイメージは変わらない。ただ、どうにも憎めないキャラクターのため、「嫌いではない」といった意見も多く上がっていた。
《人間的には嫌いでは無いが頭が悪い感じ》(静岡県・53歳男性)
《コメントが軽い感じがするから》(京都府・55歳女性)
「上から目線」に視聴者は辟易
第6位は元・お笑いコンビ「オセロ」の松嶋尚美だ。
現在はコメンテーターやタレントとして数々の番組に出演する松嶋。しかしそもそも“おバカキャラ”として売っていただけに、コメンテーターとしての出演に違和感を感じる人が多いようだ。話題になったトピックに関して、「本当に分かってる?」と疑問を呈する声が上がっている。
《コメント力がない。言っていることの訳が分からないし不勉強》(埼玉県・58歳女性)
《理解してコメントをしていないように思うから》(東京都・55歳男性)
第4位は、長嶋一茂とアンミカが同票を獲得。
長嶋一茂といえば、“ミスタージャイアンツ”こと故・長嶋茂雄さんの長男。大スターの父を持つだけに、裕福な子供時代を過ごしたであろうことは想像に難くない。それだけに、情報番組やバラエティーを見てもどこか浮世離れした“お坊ちゃま感”が漂ってしまうのは仕方のないことだろう。
《考え方が庶民離れしている感じが発言から表れている》(愛知県・60歳女性)
《おぼっちゃま感が、いつまでもぬぐえなくて最近は出ている番組を見なくなった》(神奈川県・52歳女性)
モデル・タレントのアンミカは、関西弁で歯に衣を着せぬキャラクターで数々の番組に引っ張りだこ。しかし、その“ズケズケ感”が、感情的すぎると敬遠するコメントも。また「意見がコロコロ変わる」と一貫性のなさを指摘する声も目立っていた。
《感情データによる発言内容が90%くらい占めているから》(東京都・50歳男性)
《主義主張が一貫していない。その場の有利な状況・立場でいる、日和見的な考えで発言していると思うから》(東京都・57歳女性)
第3位は弁護士の橋下徹だ。
2008年に大阪府知事、2011年には大阪市長を務めた橋下。政治に精通した弁護士として番組でコメントすることが多いが、「偉そう」「意見変わりすぎ」「態度が悪い」と厳しい声が多く上がった。また『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出ていたころの“ちょっと変わった弁護士像”が政治家になってから薄れてしまったのも、“つまらない”と言われる所以のようだ。
《言っていることがその時々でころころ変わるし、すぐに感情的になるところに不快感を感じる》(東京都・50歳男性)
《政治家として出てくるようになってからはつまらない》(京都府・49歳女性)
《上から目線で話をするところ 俺様的で偉そうだから》(大阪府・57歳女性)
1位は「ネット専門でいい」
第2位は『モーニングショー』(テレビ朝日系)のコメンテーターを務める玉川徹。
元テレビ朝日局員で、現在は同局のディレクター兼リポーター兼コメンテーターとして活動する玉川。しかし彼の発言は時折炎上しており、その発言に「偉そう」「偏りすぎ」と批判する声は多い。またコメンテーターとして現政権に厳しい意見を投げかけるのはいいのだが、「行き過ぎ」との声も。せっかくテレビ局出身という経歴を持っているのだから、厳しい批判ばかりではなく、冷静に分析するコメントが求められている。
《どうしてあんなに偉そうな物言いなのか理解出来ない》(香川県・41歳男性)
《偏見が多くて人の話を聞かない》(埼玉県・49歳男性)
《なんでもかんでも政権批判につなげようとする恣意的なコメントが多い》(奈良県・50歳男性)
そして第1位には、“ホリエモン”こと堀江貴文が輝いた。
若年層の中では、もしかすると“YouTubeでよく見る人”という印象が強いかもしれない。彼の職業は「起業家」。現在はロケットエンジン開発やアプリのプロデュースなど幅広い分野で活躍するが、かつてはライブドアの代表取締役も務めていた。しかしライブドア時代の“逮捕歴”が引っかかる人は多いようで、「いまいちコメントが信じられない」といった声も。YouTubeなどネットへの出演も多いため、そちらを主戦場にしてはどうかといった意見も多いようだ。
《不祥事やいろいろなことをしていてどれが正しいのかわからなくなる》(福岡県・37歳男性)
《他人の事は結構厳しく言うが、自分はどうなのかと思うことがあるから》(埼玉県・54歳男性)
《この人はもうネット専門でいいと思う TVに出る必要性を感じない》(和歌山県・53歳女性)
コメントが稚拙だったり、態度が良くないなど様々な理由で「見たくない」と思われているコメンテーターたち。しかし、彼らが番組に呼ばれるには何か相応の理由があるはずだ。もしかすると「見たくない」人がいる一方で、彼らを「見たい」人もそれなりに多く存在するのかもしれない。
「見たくないコメンテーター」ランキング
1位:堀江貴文 60票
2位:玉川徹 56票
3位:橋下徹 52票
4位:アンミカ 40票
4位:長嶋一茂 40票
6位:松嶋尚美 27票
7位:杉村太蔵 19票
8位:カンニング竹山 18票
9位:田崎史郎 17票
10位:古市憲寿 16票
※インターネットアンケートサイト「Freeasy」にて7月、全国の20歳以上60歳以下の男女500人を対象に実施
