近年、社会問題になっている“転売ヤー”の存在。人気商品を大量購入し、フリマサイトなどに高額出品する行為は、多くの消費者を困らせてきた。そんな転売対策における新たな施策が、世間から大きな注目を集めている。
ポケモンカードが「マイナンバー」導入
8月3日、新システムの導入を開始したのは『ポケモンカードゲーム』、通称“ポケカ”だ。
「ポケカは商品の販売やイベントにおいて、デジタル庁が提供する『デジタル認証アプリ』を使用した本人認証システムの導入をスタートさせました。このアプリは、マイナンバーカードを使った認証や署名を安全かつ簡単にするためのもの。
転売ヤーは多くのジャンルで問題視されてきましたが、トレーディングカード界では特にその活動が顕著。中でもポケカは、新商品の発売ごとにその存在に悩まされてきました。公式通販サイト『ポケモンセンターオンライン』では今後、本人認証機能を用いた抽選販売が行われます」(経済ジャーナリスト、以下同)
本人認証機能を用いた抽選販売は、8月から開始。確認済みユーザー向けの優先枠として、30周年記念商品の拡張パックなどを対象にシステムが導入されている。また、国内で開催される公式大会でも、申し込みやイベント参加の際に利用されるという。
「かなり効果テキメン」称賛の声
マイナンバーシステムの導入に踏み切ったのは、ポケモンだけではない。
「株式会社バンダイが提供している、トレーディングカードゲームのイベントに特化した公式アプリ『BANDAI TCG+』も、マイナンバーカードを用いた本人確認システム導入を発表しました。
バンダイは『ONE PIECEカードゲーム』『バトルスピリッツ』『ガンダムカードゲーム』などの人気カードゲームを展開していて、2027年には新作の『NARUTOカードゲーム』も全世界同時リリースを控えています。マイナンバーのシステムは現状、国内イベントの参加申し込みに9月ごろから活用される予定。バンダイ側が利用者のマイナンバーを取得・保管することはないことも説明されています」
続々と導入が進む、マイナンバーによる認証システム。ネット上では「この調子で転売の対策と罰則を強化していってほしい」「これを機に転売ヤーを浄化してくれ」「国の政策よりマイナンバー導入するの早いやんw」「転売対策にはかなり効果テキメンだと思われますよ」「コレに文句言うの転売ヤーだけだろ」など、称賛の声が多く寄せられている。
人気が故に発生する転売問題。ついに出された“切り札”が、終止符を打つか――。
