8月1日、鳥羽水族館を訪問された愛子さま

 8月1日から2日間、天皇ご一家の長女・愛子さまは伊勢神宮の伝統行事「御木曳(おきひき)行事」の視察や参拝のため三重県を訪問された。8月1日には、昨年11月に両陛下も訪れた鳥羽水族館へ足をお運びになり、ラッコやジュゴンをご観覧。その飾らない表情や気さくなお言葉遣いに注目が集まっている。

愛子さまが開口一番「来ることができてうれしい」と話された

昨年11月に両陛下がご訪問された際、雅子さまが『娘の愛子も楽しみにしています』とおっしゃる場面がありました。それから1年も経たずに今回の訪問が実現したのは、ご家族内で鳥羽水族館の思い出が度々話題にあがっていたからではないでしょうか」(皇室担当記者)

 鳥羽水族館は飼育種類数日本一を誇り、国内唯一のラッコの飼育や、世界的にも非常に稀なジュゴンの飼育で人気を集める水族館。両陛下、愛子さまを案内した若井嘉人館長は、当日の様子を声を弾ませて振り返る。

到着されると開口一番、『昨年、両親から鳥羽水族館は素晴らしい施設だと聞いており、こうして来られることを楽しみにしていました。やっと来ることができてうれしいです』とおっしゃっていました。当館のことをご家庭で話題にされていたのか、事前に色々調べてくださった様子で、待望の訪問という雰囲気が非常にうれしかったです。自然体な笑顔に心を奪われました」(若井嘉人館長、以下同)

 観覧中は終始リラックスされたご様子だったという愛子さま。時にユーモアも交えて会話もなさったという。

「大変和やかな様子で、色々とご質問を受けました。ジュゴンとラッコがいちばん時間を取ってご案内した部分で、ジュゴンは私も15年担当をしていましたので説明に力が入りました。ジュゴンがよく食べている餌はアマモという海草なんですが、アマモの名前の由来はかじるとほんのり甘い香りがすることからなんです。すると愛子さまから『館長も食べられたことはあるんですか?』と。他にも『ジュゴンの健康の秘訣は?』とご質問を受けたので『ベジタリアンだからでしょうね』とお答えしたり……。愛子さまは『母から“ジュゴンが健康なのは他の生き物と一緒に暮らしているからだよ”と聞きました』とおっしゃっていて、そんなお話までされていたのかと驚きました

愛子さまは、“今度は家族3人で来たい”とおっしゃられた

 水族館のアイドルであるラッコのメイも、愛子さまを歓迎するような奇跡を起こした。“イカミミジャンプ”という水槽のガラスに張り付けられたイカの耳を、ジャンプをしてキャッチするパフォーマンスはメイのお家芸なのだが――。

両陛下の時は、イカミミジャンプは3回トライしようと決めていましたが、3回とも失敗してしまい、4回目での成功でした。ラッコのメイはこの半年で体力も衰えたので、イカミミジャンプにトライする回数も減っており、今回は大丈夫だろうかと内心不安でした。飼育担当者も『成功するかどうか分からないですけど……』と話していたのですが、メイの体調もいいので挑戦してみたら、なんと見事1回で成功したんです。愛子さまにもすごく喜んでいただきました。『取れましたね!』と担当者と私の方を見て、はじけた笑顔でおっしゃって、私ももう肩の荷がおりました(笑)

8月1日、鳥羽水族館を訪問された愛子さま。ラッコのメイが“イカミミジャンプ”を成功した瞬間

 ミラクルを起こしたラッコのメイを前に、さらに打ち解けたご様子も際立った。

1回で成功させたメイに『一発で』など、一緒に盛り上がってくださいました。両陛下のことも“両親”とお話されていましたし、非常にリラックスして楽しまれていたと思います

 愛子さまのお話される様子からは、両陛下とのやり取りが目に浮かんだと若井嘉人館長は続ける。

「今回は伊勢神宮での重要な公務があったにもかかわらずお越しくださり、待望されていたご様子でした。帰り際にも『本当に楽しかったです』と言っていただいて、『次はぜひご両親と三人でいらしてください』とお伝えしたら『ぜひ来たいです』と言っていただきました。お帰りになった後、この日の話題が上がりご一家の団らんの様子が目に浮かぶような、本当に和やかな時間でした」

 そう遠くない将来、さらなる訪問が叶う際には、ご一家おそろいのお姿が見られることに期待が募る。また、なかでも印象深い場面のひとつを若井嘉人館長はこう語る。

愛子さまはジュゴンを見て『癒されますね』とおっしゃっていましたね。普段は激務で大変な場面もおありでしょうけど、ラッコやジュゴンを前に見せられた笑顔は心の底からの笑顔だったんじゃないかと思います。私も愛子さまの笑顔を見て本当に癒されました!ご縁をいただきまして本当に感謝しています」

 心から愛する生き物に触れて癒される愛子さま。その笑顔にまた多くの人が癒され、8月の三重県には“癒しの輪”が広がっていた。