SNSやテレビで目にするたび、「えっ、この人が同世代!?」と驚きを隠せない美しき女優たち。ひと昔前の50代のイメージを覆し、変わらず輝き続けている。『週刊女性』では、全国の50代女性300人に「奇跡だと思う50代女優」をアンケート。同じ時代を生き、同じように加齢の悩みを抱える同世代だからこそ、その評価には愛がありつつもやっぱりシビア。はたして、その頂点に立ったのはいったい誰!?
人工的な若さや美より“自然な若さ”がカギ
10位に入ったのは永作博美(55)。最近では、14年ぶりに主演した民放の連続ドラマ『時すでにおスシ!?』(TBS系)の記憶が新しい。
「自分と同い年なのですごさがわかる」(福岡県・56歳)
と称賛の声が上がったように、同世代からの支持は抜群だ。
「小柄で童顔なこともあり、昔から変わらない可愛らしさがあります。今回のドラマで見せたカジュアルな主婦姿も非常にお似合いで、同年代が着たら“もろにおばさん”になりがちなファッションもさらりと着こなしてしまうのはさすが。ほうれい線なども無理に隠そうとせず、年相応の魅力をそのまま出す潔さも感じました。そのあたりが強い共感と、『やっぱり可愛い!』という感嘆につながっているのだと思います」
そう分析するのは、長年エンタメ業界に携わってきた放送作家の山田美保子さん。同じく同率で10位に選ばれたのは鈴木京香(58)。長年トップ女優として存在感を放ち続ける彼女には、
「30年近く前のドラマを見ても今と変わらない美しさ。時代や流行に流されず、みずみずしい」(東京都・50歳)
と絶賛するコメントが寄せられた。
「『グランメゾン東京』(TBS系)などでもそうですが、おばさん扱いされるような役柄も軽やかに受け入れる覚悟や懐の深さがあります。無理な若づくりに走らず、スッキリしたまとめ髪やシックなパンツスタイルを着こなす姿は凛としてカッコいい。元モデルならではの姿勢の良さや、ツヤのある肌感もまさに奇跡的です」(山田さん)
9位に入ったのは檀れい(55)。宝塚歌劇団で娘役トップスターとして活躍後、現在も映画やドラマで愛らしい姿を見せる。
「いつ見ても可憐で美しいイメージ」(東京都・53歳)
と、たおやかで上品な印象を推す声に対し山田さんも、
「和装でも洋装でもとにかく華やかで可憐! お顔立ちにふっくらとした福々しさがあり、陰を感じさせないのも魅力。年上男性はもちろん、同性から見ても嫌みがなく、花が咲いたような雰囲気に癒されます。まさに全方位型の美しさです」
と、幸福感あふれるオーラを評価。
8位は中谷美紀(50)。『JIN―仁―』(TBS系)や映画『嫌われ松子の一生』など、圧倒的な美貌と確かな演技力で活躍する彼女も、今年50歳を迎えた。
「若いときと見た目が変わらない」(大阪府・59歳)
など、変わらぬビジュアルを称える声が多数。
「若いころから文句なしの正統派美人でしたが、国際結婚や海外生活を経てさらに妖艶さと深みが増しました。どんなドレスも着こなす圧倒的なミューズ感があり、ミステリアスなたたずまいも相まって“手が届かないほどの美しさ”を放っています」
と山田さんも手放しで褒め称える。
夫との共演が話題の女優も
7位に入ったのは井川遥(50)。癒し系グラビアアイドルから、同世代が憧れるファッションアイコンへと進化を遂げた。
「顔が大人っぽくも可愛らしくもあり、なかなかいない」(新潟県・55歳)、「若いころよりキレイになっている」(東京都・55歳)
と称賛する声が続出。
「艶やかなロングヘアを美しく保ち、どんどん洗練されていくお姿は圧巻。先ごろ放送されたドラマ『田鎖ブラザーズ』(TBS系)で見せたはすっぱな役柄など、女優としての進化も目覚ましいです。充実した家庭や友人関係、そして地道な努力が、自信に満ちた美しさにつながっています」
と、山田さんも公私の充実ぶりが生み出す魅力を明かす。
5位には16票で吉瀬美智子(51)が。洗練されたショートヘアと抜群のスタイル、上品な色香で厚い支持を集める彼女。
「自然に無理せずキレイに年を取った感じがする」(神奈川県・57歳)、「若々しくて、カッコいい。バラエティーで酔った姿も可愛かった」(兵庫県・56歳)
といった声が寄せられた。「上品な肌見せやドレスが非常にお似合いになる一方で、バラエティーでお酒に酔った姿や、プライベートをオープンに話す飾らないギャップが最高です。ストレスをため込まず、人生を素直に楽しむ姿こそが若々しさの源でしょう」(山田さん)
同じく5位に並んだのは深津絵里(53)。デビュー以来、唯一無二の透明感を保ち続ける“ふかっちゃん”には、
「無理をしていない自然体なのに、いつまでも可愛い」(福岡県・51歳)
「肌の透明感がすごい。20代のときと変わらない」(東京都・52歳)
といった、絶賛の声が。山田さんも、
「10代のころから雰囲気がずっと変わらず、素朴な愛らしさと涼やかな声をキープされているのは奇跡! 朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(NHK)で、3人でヒロインを演じた際も、一番若く見えたほど(笑)。今回のランキングでも、実年齢を聞いていちばん驚かされた存在です」
と熱弁を振るう。
4位は27票を獲得した松嶋菜々子(52)。ドラマ『やまとなでしこ』(フジテレビ系)やNHK連続テレビ小説『あんぱん』など数々の名作を華やかに彩ってきた彼女には、
「『やまとなでしこ』の時代と見た目が変わらない」(大分県・54歳)
「キレイだし品もあるし、好感が持てる」(福岡県・50歳)
と憧れの視線が注がれる。
「かつて『きれいなおねえさん』の2代目としてCMに出演されていましたが、年齢を重ねてより艶やかで素敵な女性になった印象。先日放送が始まったドラマ、『GTO』(フジテレビ系)の初回で夫の反町隆史さんと共演した際のCA役も素敵でした。パートナーとの成熟した関係性や私生活の充実ぶりが、ご本人の持つ穏やかなオーラや女優としての深みに良い形で反映されている希有な存在ですね」(山田さん)
上位は美魔女ランキング常連メンバーが独占
3位は33票を集めた天海祐希(59)。宝塚トップスター時代から変わらぬ輝きで、今やドラマや舞台に欠かせないトップ女優の彼女。
「アラ還にはとうてい見えない。いつからか時間が止まったよう」(茨城県・53歳)
「凛々しくてキレイ。スタイルが抜群」(熊本県・52歳)
と、圧倒的なオーラに感嘆の声が並んだ。
「スタイル抜群の長身と手脚の長さ、凛とした美しさはまさに“飛び抜けた奇跡”。宝塚出身のカッコよさもありながら、舞台で一人何役もコミカルに演じ分けたり、劇中でのおばさん扱いも軽やかに受け入れたりするおちゃめさや器の大きさも魅力。ここ何年も印象が変わらず、この先も変わらないのではないかと思います」(山田さん)
2位には39票を獲得した石田ゆり子(56)。柔らかな微笑みと変わらないビジュアルで“奇跡の50代”といわれてきた。
「シワもあるけど、あの可愛さはすごい」(広島県・50歳)
「顔も含め全体の雰囲気が若いころと変わらず優しく柔らか」(大阪府・58歳)
と、親しみやすい美しさに共感が寄せられた。これに対し山田さんは、
「化粧品のCMに長年出演されていますが、ケミカルさを感じさせない、自然体の美しさが最大の魅力。独身で思うままに生きてこられて、SNSなどにご自身の信念や動物への愛情を恐れずにまっすぐ発信したり、女友達とゆったり過ごすといった等身大の暮らしぶりそのものが、彼女の優しくナチュラルな美しさを形づくっているのでは。不定期番組『スナックあけぼの橋』(フジテレビ系)で共演する天海さんと、2位・3位に並んでいるのも微笑ましいですね」
と、生き方そのものがにじむ魅力を明かす。
そして、56票と圧倒的な票数を集めて首位に輝いたのは内田有紀(50)。ショートカットのボーイッシュな魅力で10代からスターダムを駆け上がり、今や主演から存在感ある脇役まで幅広く活躍する実力派。
「若々しくて30代に見える。髪形も昔のままでイメージが固定化されているのも大きいかも」(神奈川県・56歳)
「久々に連ドラで見たら全然変わっていない見た目に驚き! でも変に若ぶっている感じもなく、上品な美しさが印象的」(東京都・56歳)
と称賛の声が相次いだ。
山田さんも、
「トレードマークのショートカットと、抜群のスタイルを維持されていてチャーミングですね。プライベートでもさまざまな経験を経ていますが、慌てず騒がず、静かに乗り越えてこられた立ち居振る舞いが素敵。美容に執着しすぎない自然体な姿勢も、カッコいい美しさにつながっているのだと思います」
と大絶賛。現在出演中の主演ドラマ『ラストノート』(フジテレビ系)でも、20歳近く年下の寺西拓人と並んで違和感がなく、大きな話題を呼んでいるが、これぞ奇跡の賜物。共通するのは無理な若づくりを追求するのではなく、自然体の美しさで活躍し続ける姿。しなやかに、そして自分らしく生きるその姿勢こそ、彼女たちを本当の意味で「奇跡」たらしめているのかも。
取材・文/荒木睦美
