政治家にとってSNSは諸刃の剣? 街頭では届かない層にもその声が届くが、たった一文が数万人の反発を呼ぶことも。
18歳以上の有権者1000人に、SNS発信が「上手」(好き)だと思う政治家を聞いた。
「若者への発信」に高評価
■10位 河野太郎(15票)
ブロックしまくりも10位にランクイン。
「いろいろな意見にリプライしているから」(18歳・女性)、「なんだかんだ言って、エゴサがネタにされてる時点でSNSの運用はうまくいっている」(18歳・女性)。
■9位 神谷宗幣(21票)
「若者に向けてうまく発信できている」(51歳・女性)、「フォロワーではないし、内容には賛成できないが、“そういう考え方もできる”と思わせる」(78歳・男性)。
■8位 山本太郎(23票)
「残念」3位は「上手」8位に。「政権批判の拡散力に優れている」(37歳・男性)、「若い人に対して発信してる」(26歳・男性)。
■7位 玉木雄一郎(24票)
「言葉遣いが上手」(56歳・男性)、「若者への発信がうまい」(69歳・女性)。
■6位 小池百合子(26票)
東京都知事。「スマートな投稿で敵をつくらない」(55歳・男性)、「あまり炎上しない」(36歳・女性)。「残念」ではトップ10圏外と好かれているが、“カタカナ多用”の意見は多々。
■5位 北村晴男(31票)
弁護士としてのテレビ出演でも知られる日本保守党の参議院議員。「発言に一貫性があって説得力もあるから」(41歳・男性)。一方で「わざと炎上させにいってます。『行列』で学んだのでしょうね」(56歳・男性)という見方も。
「新たな発信形態」で見事1位に
■4位 小泉進次郎(44票)
「短く簡潔に投稿する」(49歳・男性)、「要点をつかんだ発信」(37歳・男性)、「よくも悪くも炎上するけど、基本的に自分の関わっている政治活動を見せてくれる」(59歳・女性)。
■3位 安野貴博(56票)
チームみらい党首でありAIエンジニア。SNS選挙といえばこの人だろう。
「SNS上でも感情論に走らず、複雑な政策の論点をきれいに整理して説明するスタイル」(51歳・女性)、「中立的な視点に基づく投稿も多く、説明もわかりやすい」(18歳・男性)。
■2位 吉村洋文(58票)
「文章がうまい」(42歳・女性)、「発言にユーモアがあり、一貫性がある」(43歳・男性)。評価はしているが「SNSがうまいからこそ、能力がなくても当選している」(45歳・女性)という回答も。ちなみに女性票に限ると吉村氏は「上手」1位に。
■1位 高市早苗(72票)
今回、現首相は「残念」との両ランキングを制す結果に。
「歴代総理にはなかったSNS利用による新たな発信形態」(55歳・男性)、「頻繁に投稿していて親近感が湧くから」(18歳・女性)、「人に任せず、自分で確認して発信している」(42歳・女性)。中には「囲み会見は廃止してSNSオンリーで良い」(41歳・男性)という声まで。「残念」の側で批判された“発信量の多さ”は長所でもある。
最後に、「上手(好き)」から「残念(嫌い)」を引いた“純益”を見ると、また別の景色が。
トップは安野氏のプラス52(好き56・嫌い4)。マイナス側は、高市首相マイナス65を抑え、蓮舫氏がマイナス90(好き7・嫌い97)で最下位に。批判票の絶対数では高市首相が1位だが、トータルでの“好かれなさ”では蓮舫氏が群を抜いた。SNSにおいて、「今、最も嫌われている政治家」と「今、最も好かれていない政治家」は別という結果に……。
