岡田将生

「素敵が歩いてる~」「かっけぇー!」「激メロ」――。

 8月17日、俳優の岡田将生がスペイン発のラグジュアリーブランド「ロエベ」のブランドアンバサダーに就任したことを自身のSNSで報告した。岡田はこれまでもロエベとの関わりがあり、2026年3月にはパリで開催された2026-27年秋冬コレクションにも来場。今回、正式にブランドアンバサダーとなったことで、さらに注目を集めている。

“夫”になったことで変わったイケメンの価値

 今年8月15日に37歳の誕生日を迎えた岡田。いまや“独身イケメン俳優”ではない。2024年11月に女優の高畑充希との結婚を発表し、今年1月には第1子が誕生したことを夫妻で報告している。それでも、今回のアンバサダー就任をめぐっては、冒頭のように岡田のビジュアルにあらためて注目が集まった。

 岡田といえば、2007年のドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』などでブレイク。その後も『ゆとりですがなにか』『大豆田とわ子と三人の元夫』、NHK連続テレビ小説『虎に翼』など、作品ごとに異なる顔を見せてきた。

「いわゆる“イケメン俳優”としてキャリアをスタートさせましたが、現在はルックスだけを武器にする存在ではなくなってきています。むしろ30代後半を迎えた今、年齢を重ねたからこその落ち着きや、役柄の幅が魅力として加わっているように感じますね」(芸能ライター、以下同)

 岡田と高畑は同年6月にPrime Videoで配信されたドラマ『1122 いいふうふ』で初共演し、夫婦役を演じたことをきっかけに距離を縮めた。結婚を経て、父親になるという大きなライフステージの変化があっても、俳優としての活動は続いている。

 2026年4月期には、TBS系金曜ドラマ『田鎖ブラザーズ』で主演。刑事の兄・田鎖真を演じ、染谷将太演じる弟とともに31年前の両親殺害事件の真相を追う役どころを担った。さらに2025年には、ドラマ『ちょっとだけエスパー』で謎めいた社長役を演じるなど、従来の爽やかなイメージとは異なる役柄にも挑戦している。

「岡田さんは、結婚によって“女性から見た理想の男性”というイメージを失ったというより、俳優として一人の人物を演じるうえでの引き出しが増えた印象があります。実際、近年は作品によって見せる表情も大きく変わっている。今回のロエベの起用も、そうした変化を含めた現在の岡田さんの魅力と重なります」

既婚者になってもなお人気のワケ

8月15日に37歳の誕生日を迎えたことを報告した岡田。ファンから祝福の言葉が多く寄せられた(本人のインスタグラムより)

 かつて男性芸能人にとって、結婚は女性人気を左右するひとつの分岐点とされてきた。特に“独身”そのものが魅力の一部になっていた俳優の場合、結婚を機にファンの反応が変わることも珍しくなかった。

 ところが、岡田を見ていると、その構図も変わりつつあるようだ。結婚後も俳優として第一線で活動し、父親になった現在も、ファッションブランドのアンバサダーとして新たな存在感を示している。

「いまは“推しが結婚したらファンをやめる”という価値観だけではなく、結婚して家庭を持った姿も含めて応援するファンが増えています。

 岡田さんの場合は、もともと俳優としての評価が確立しているうえ、私生活を過度に切り売りするタイプでもない。その適度な距離感も、既婚者になっても支持される理由のひとつではないでしょうか」(前出、芸能記者)

 若さや“独身イケメン”という肩書だけに頼らず、俳優としてさまざまな役を経験し、プライベートでも人生のステージを進んできた岡田。

 結婚して、父親になってもなお「かっこいい」「メロい」と言われる――。37歳になった今、その人気は“独身だからこそ成立するイケメン”から、年齢や経験を重ねることでさらに魅力を増していく、「既婚イケメン」という新しい価値へと変化しているのかもしれない。