丸茂容疑者はお笑い芸人時代、M-1グランプリ2023に出場していた(公式サイトより)

 またしても、お笑い芸人にまつわる性犯罪のニュースが飛び込んできた。逮捕されたのは、テレビ出演歴もほぼなく、芸人としての知名度は皆無に等しい「元芸人」だった。

お笑いコンビ『クラシックトースト』の元メンバー

 報道によると、逮捕されたのは元芸人の丸茂拓哉容疑者(28)先月9日、新宿区の路上で20代女性の胸を触るなどのわいせつ行為の上、さらに女性の服に体液をかけた器物損壊などの疑いが持たれており警視庁から余罪の捜査が進められている。

「丸茂容疑者は、かつて吉本興業に所属していたお笑いコンビ『クラシックトースト』の元メンバーのようです。2023年のM-1グランプリに出場したものの1回戦で敗退し、2022年に出場したR-1グランプリでも1回戦敗退に終わっています。

『クラシックトースト』でコンビを組んでいた丸茂容疑者の元相方の杉山陸は、現在も吉本で『花水木』というコンビで活動し、2026年のM-1にも出場し敗退しているようです」(芸能誌記者)

逮捕された元芸人の丸茂拓哉の元相方(左)の杉山陸は現在、コンビ『花水木』で活動中(M-1公式サイトより)

 今回の無名の元芸人の逮捕が注目される背景には、お笑い芸人による性犯罪が次々と取り沙汰されているからだろう。

 お笑いトリオ『ジャングルポケット』の元メンバー・斉藤慎二被告(43)は、2024年7月にロケバス車内で共演した20代女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交と不同意わいせつの罪に問われ、今月5日には懲役7年を求刑。斉藤被告側は一貫して無罪を主張しており、判決は11月16日に言い渡される。

 続いて、お笑いトリオ『四千頭身』の都築拓紀(29)。2026年6月下旬、都内のイベント会場で面識のない20代女性のスカートの上から下半身を触ったりと東京都迷惑防止条例違反と暴行の疑いで、今月18日に書類送検された。

 そして今回の元芸人による性犯罪の逮捕報道で《お笑い芸人どうしたの?痴漢やらわいせつ増えてないか?》《またしても芸人、、、》《不祥事が多すぎるわ》など、芸人に対する風当たりが強くなっている。

性犯罪が繰り返されるお笑い業界

「大きく報道されたジャングルポケット・斉藤被告や四千頭身の都築氏以外にも、芸人による同種の事件は幾度か取り沙汰されています。2018年、吉本興業所属のピン芸人・グイグイ大脇氏は10代後半少女へのわいせつ容疑で逮捕され、2020年にも吉本興業所属のコンビ『かまたまうどん』のメンバーが女子高校生への児童買春の疑いで逮捕されています」(前出・芸能誌記者)

 なぜ、お笑い業界で性犯罪が繰り返されるのかーー。

「大多数の芸人の方は真面目に活動しており、事件を起こすのはごく一部だが斉藤慎二被告の公判で検察側が指摘した点は無視できません。検察側は論告で、被害女性は被告と芸歴や知名度に大きな差があり、抵抗すると今後の仕事に影響すると考えて拒絶できなかったと指摘しています。芸能界、特にお笑いの世界は先輩後輩の上下関係が極めて強く、若手や共演者が『NO』と言いにくい力関係が生まれやすい環境です。加えて、飲酒を伴う機会が多く羽目を外してしまうのでしょうが、お酒という言い訳は通用しません」(全国紙社会部記者)

 真面目に活動する大多数の芸人までとばっちりを受けないことを願うーー。