亡くなったご先祖が家族と過ごすためにこの世に戻ってくるとされているお盆。その始まりは7世紀ごろとされており、長年続く日本の伝統行事のひとつになっている。こうした風習から、著名人のお墓には、その御霊の安寧を祈るため、多くのファンが足を運ぶこともあるという。
『X JAPAN』hideのお墓参りが物議
1989年にデビューし、激しい音楽と美しいメロディを掛け合わせ、“ビジュアル系”の先頭を走った伝説バンド『X JAPAN』のギタリスト・hideさんのもとにも、多くのファンが駆けつけていた。
「hideさんは『X JAPAN』が解散した1997年の翌年に、急逝。警察の調べによると、自死とされていますが、遺書がなかったことや、亡くなる直前まで音楽活動に意欲的だったことから、“不慮の事故”との見方をするファンが多いです。
突然の死を受け入れることができない熱狂的なファンも多く、hideさんの後を追ってしまった人もいたほど。こうした事態を受け、リーダーのYOSHIKIさんはhideさんの葬儀の翌日に出演したラジオ番組や、記者会見で冷静な行動を取るようにと呼びかけていました」(音楽ライター)
圧倒的なカリスマ性から多くのファンを抱えていたhideさん。今年のお盆も、hideさんのお墓には多くのファンが訪れていたようで、ネット上では、《1年ぶりにhideちゃんに逢いに行って来ました》などの報告が相次いでいた。
そんな中、hideさんの楽曲や関連グッズを管理する実の弟が運営する株式会社ヘッドワックスオーガナイゼーションがhideさんのお墓参りに対し、
《hideへの墓参りに際して、皆さまにひとつお願いがあります。(中略)お墓は故人を偲び、ご家族や関係者の方々が静かに手を合わせる大切な場所ですので、撮影された写真・動画をSNS等へ公開することはお控えください》
などと、注意喚起を行った。
「この投稿を受け、投稿を削除したファンも多かったようですが、まだSNS上では、墓石を撮影した投稿が見られています。投稿者に対しては、ほかのファンが削除するよう呼びかけているものの、中には応じないケースもあるようです」(前出・音楽ライター)
削除をしない該当の投稿に対しては、
《他人のお墓映さないで オフィシャルの注意喚起守って!》
《なんでマナーを守らないファンが後を絶たないんだろう》
《お墓は観光地でもなくあなたの承認欲求を満たす場所でもなく故人を偲ぶ場所です》
など、批判の声も寄せられている。
hideさんのお墓がある霊園に話を聞いてみると、「霊園側として許可することはありません」(担当者)とのことだった。
愛するアーティストへの想いからとはいえ、公式の“お願い”は素直に聞き入れるべきかもしれない。
