8月20日に行われた第108回全国高等学校野球選手権大会の準決勝第二試合。奈良県の天理と対戦した群馬県の健大高崎高校は、接戦を制し、夏の甲子園では初めてとなる決勝の舞台へと駒を進めた。
群馬県教師2名の犯行
県勢の決勝進出に湧く群馬県だが、同日、同県の高校教諭による衝撃的な不祥事報道も注目を浴びた。
「報道があったのは2名の男性教諭。1名は沼田高校定時制課程の臨時的任用教員である深澤優仁教諭で、横浜駅で女子高生の下着を盗撮したとして、現行犯逮捕。その後、罰金刑となっています。
もう1名は中毛地域の高校に勤める20代の男性教諭です。こちらは自身が授業を担当していた教え子の水筒に尿を混入したとのことです。群馬県の教育委員会はどちらの教諭も懲戒免職処分にしています」(地方紙社会部記者、以下同)
“生徒の水筒に尿を混入”という奇行について、本人は「明確な理由がなく、突発的にやってしまった。魔が差した」などと話している。
「事件は被害生徒が水筒を持ち帰って開けた際に異変に気付いたことで発覚しました。その後、保護者が学校に相談しましたが、すぐには犯人の特定に至らなかったそうです。被害生徒は強い精神的な苦痛から、登校できない日もあったことも判明しています。
しかし、事件から1か月近く経過したころ、該当の教諭が“自分がやった”と自ら名乗り出たことで事態が急転。理由については、ほかの先生が被害生徒に向き合う姿や、管理職の人が自身を信頼する姿勢を見て、“罪悪感にさいなまれた”と説明しています。この男性教諭は器物損壊の罪で書類送検されたが、被害生徒側とは示談が成立しているといいます」
あまりに不快な犯行に驚きの声が上がる中、
《実名も公開すべきだし大きく取り上げるべき問題》
《名前と顔公表しろ。デジタルタトゥーの正しい使い方だ》
《いや、犯人の顔と名前出してくれ》
など、“実名報道”を希望する意見も見られた。
「非公表」のワケを県教委が説明
群馬県の教育委員会に実名を公表しない理由について、問い合わせてみると、
「被害生徒の特定につながる恐れがあるためです。被害生徒からも要望があり、教育委員会としても“非公表にするべき”という判断に至りました。そのため、実名は差し控えさせていただいています」(群馬県教育委員会学校人事課)
報道があった8月20日の午前中から、県教委には電話やメールが届いており、 「教師としてあるまじき行為だ」、「信じられない」「再発防止どうするんだ」という意見が寄せられているという。
指摘があった再発防止については、次のように話す。
「校長には県教委から“二度と繰り返さぬように”と指導を行いました。該当校だけでなく、“各学校での研修等の充実をより一層図っていただきたい”と周知・指導をしていく予定です」(前出・群 馬県教育委員会学校人事課)
被害生徒の特定を防ぐための“匿名”という判断は止むを得ない面があるものの、保護者や世間の不安が払拭されたわけではないだろう。
