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 全国5大ドームをめぐる『関ジャニ∞の元気が出るLIVE!!』。1月17日に地元・大阪の京セラドームで千秋楽を迎えたが、そこに大倉忠義の姿はなかった。

「前夜、生放送のラジオに出演していたときから、激しい腹痛に襲われていたそうです。一夜明けても痛みが取れず、腸閉塞の診断で無念のドクターストップということになってしまいました」(コンサートに参加したファン)

 不運なトラブルに見舞われたものの、そこはジャニーズきってのお笑い系グループ。曲の途中で大倉の病気をギャグにする余裕も見せながら、大盛況で幕を閉じた。

 そのうえ、ライブの熱気も冷めやらぬうちに、コンサート事務局から異例の連絡がファンのもとへ届く。

「“大倉忠義が体調不良で出演断念のため、当日来場した方の中でチケットの払い戻しを希望する方には、返金をします”という内容の告知がされたんです」(前出・ファン)

 コンサートを見たうえにお金も返してもらえるとは太っ腹な対応だ。一般社団法人コンサートプロモーターズ協会によると、この措置は異例だという。

「以前、山下達郎さんがライブ中に声が出なくなり、公演を中断したことがあります。その際は振り替え公演を行うとして、不参加の人には返金対応がなされました。予定どおりライブが催行されたなら通常、返金は行われません」

 同じジャニーズ事務所のグループでも、Hey! Say! JUMPやSexy Zoneのコンサートで、欠員が出たことが数回ある。

「事前に欠席のアナウンスがないまま変更されたものも。それでも、このときは返金などの対応は行われませんでした。同じ事務所で対応が違うと、今後、欠員が出た場合、“関ジャニ∞は返金してくれたのに!”と、ファンが怒ってしまう可能性もあります。事務所内での整合性をどうつけるのか……」(イベンター)

 ジャニーズのコンサート事務局に問い合わせたが、「お答えできる情報はございません」という回答だった。なぜ今回の関ジャニ∞はこんなにも真摯な対応をしたのか。

「こうした対応は、アーティストの強い意向であることが多い。私見ですが、今回はツアーの千秋楽。なおかつ、地元・大阪で開催されたことや大倉さんが出演を熱望していたことなどから“納得のいく公演ではなかった”という関ジャニ∞がファンに示した誠意なのかもしれません」(前出・イベンター)

 これに対し、観客からは「あんなにいい公演を見せてもらったのに、返金を求めるなんてファンじゃない!」という声も上がっている。

「実際に返金を希望する人は少ないのでは」(前出・イベンター)