「令和8年熊本地震および令和8年8月千葉豪雨により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の皆さまと被災された方々に、心よりお見舞いを申し上げます」
8月17日、愛子さまは「半導体物理国際会議」に出席された。あいさつの冒頭で被災地へお見舞いのお気持ちを表された。熊本県を襲った最大震度7の地震は、8月20日時点で38人の死者を出し、避難者は3000人に上るなど甚大な被害が生じている。
昨年の『慰霊の旅』も愛子さまが一緒
「両陛下は地震発生翌日から予定されていたご静養の中止を即断し、被災地に祈りを捧げられました。熊本には'16年の熊本地震から10年の節目として、9月末に訪問の予定で調整が進められていましたが、今回の地震を受けて、日帰りに切り替える可能性もあると一部では報道されています」(皇室担当記者)
愛子さまの訪問予定は発表されていないものの、「同行の可能性は十分にある」と語るのは、長年『皇室の窓』(テレビ東京系)で放送作家を務めるつげのり子さんだ。
「陛下は2月の記者会見で“愛子にも、被災地の人々に心を寄せていってもらいたい”とお話しされていました。令和では“ご家族3人で”というスタイルが特徴で、昨年の『慰霊の旅』も愛子さまが一緒でした。
日本赤十字社でボランティアに関する業務に携わる愛子さまにとって、災害直後の被災地への訪問は初めてとなります。現場の状況を目にして、被災した方の体験を聞く機会は貴重で、今後の業務や公務にも生きるはずです。皇室のお見舞いがもたらす癒しは大きく、3人そろった姿を期待したいです」(つげさん、以下同)
天皇家の長女としての挑戦を続けられる
天皇陛下や愛子さまと共に、雅子さまも国民に深く心を重ねてこられた。印象的な場面をつげさんはこのように振り返る。
「東日本大震災から3か月後の'11年6月、雅子さまが避難所を訪問された際に、励ましの言葉をかけられた女性が感極まって泣いてしまいました。すると、雅子さまは身を乗り出して、女性の手をしっかりと握りしめたのです。もはや“寄り添い”を超えて“心を一体化”させるような場面でした」
このような両陛下の姿をそばで見てきた愛子さまは、日本赤十字社に就職するにあたり、「公務以外でも、さまざまな困難を抱えている方の力になれる仕事ができれば」
「微力ではございますが、少しでも人々や社会のお役に立つことができればと考えております」と発言されていた。
「成年会見では、“小さいころから人見知りのところがございますので、これから頑張って克服することができれば”とお話しされていました。人見知りとご自覚されながら、公務を果たすのは容易なことではありません。
どのように言葉を交わして国民と距離を縮めていくのか、“両陛下のなさりよう”に学びながら、経験を重ねられている段階なのでしょう。“国民のために力を尽くしたい”“社会の役に立ちたい”というお気持ちをますます強くされているはずです」(つげさん)
“両陛下のなさりよう”を最も近くで見てこられたであろう愛子さま。「人々や社会のお役に立つ」思いを原動力に、天皇家の長女としての挑戦を続けられるーー。
つげ のり子 西武文理大学非常勤講師。愛子さまご誕生以来、皇室番組に携わり、現在テレビ東京・BSテレ東で放送中の『皇室の窓』で構成を担当。著書に『素顔の美智子さま』など
