《これ、もらうために献血したい!》
《どうやったら、もらえるんだろう?》
いま、献血でもらえる“とある記念品”が「かわいすぎる!」とSNSで大きな話題を呼んでいる。
「血液バッグ」をモチーフにした保冷剤
注目を集めているのは、Xへ投稿された《献血したらもらえた保冷剤》というつぶやき。添えられた画像には、医療現場でおなじみの「血液バッグ」をモチーフにした保冷剤が写っており、投稿からわずか2週間ほどで12万件以上の「いいね」を獲得する大反響となったのだ。
画像を見てみると、パッケージには《新鮮凍結血漿-LR「日赤」480》や《FFP-LR480》といったリアルな専門用語をはじめ、採血国や血液型の記載欄まで再現。下部には《※本品は保冷剤です》と書かれている。
なぜ、このようなアイテムが誕生したのか。日本赤十字社血液事業本部の広報担当者に聞いてみた。
「『血液バッグ型保冷剤』は、2022年に献血Web会員サービス『ラブラッド』で、献血や予約などで貯めたポイントと交換できる記念品として制作したものです。血液製剤にはさまざまな種類があることや、献血された血液からつくられる『血液製剤』のことを“少しでも知ってもらいたい”という思いから企画しました」(広報担当者、以下同)
もともと献血への関心を高めたり、足を運ぶきっかけ作りとして制作されているという記念品。では、数あるグッズの中でなぜ「保冷剤」だったのか。
「この保冷剤は、複数の種類がある血液製剤の中でも『血漿(けっしょう)製剤』をイメージして作ったものなんです。血漿製剤の保管温度がマイナス20度以下であることに着目し、その特徴をそのまま『保冷剤』としてグッズ化しました」
マイナス20度以下で保存される本物の特徴を保冷剤に落とし込むという発想から生まれたアイテムだったという。
献血の“保冷剤”今でも手に入る?
SNS上では《近所の献血センターにはなかった》《在庫切れだった》といった声も上がっているが、今でも手に入るのだろうか。
「2022年は全国展開で配布を行いましたが、それ以降、この記念品の全国展開は行っていません。記念品の活用については各血液センターに一任しており、当方では把握していないため回答はいたしかねます」
残念ながら、現在は全国どこでも必ず手に入るというわけではないようだ。
とはいえ、今回のバズをきっかけに「献血に行ってみようかな」と思った人もいるはず。今回の反響について担当者に尋ねてみると、
「日本赤十字社では、将来の献血基盤を支える若い世代に協力していただくため、さまざまな取り組みやキャンペーンを実施しています。記念品だけに限定した効果かは断定できませんが、一定の効果があったのではないかと考えております」と手応えを口にしつつも、こう呼びかける。
「日本赤十字社では、国の定めた計画や医療機関からの需要に沿って献血をお願いしており、需要を超えてのご依頼をすることはありません。また、有効期間のある貴重な血液を有効活用するため、一時期に偏らない継続的な献血へのご協力をお願いしております」
アイデア満載の記念品をきっかけに、献血の重要性が広がりを見せている。気になった人は、近くの献血ルームの情報をチェックしてみては。
