東京ディズニーリゾート(公式サイトより)

《日本一金に汚いテーマパークやな》

 その世界観に没入でき、非日常を体感できるテーマパーク。その代名詞ともいえ、最前線を走ってきた『東京ディズニーリゾート』だが、昨今は冒頭のような手厳しい言葉が寄せられている。

ディズニーが相次ぐ値上げ

 というのも、同パークは近年チケットの値上げや各種サービスの有料化が目立っており、ファンの間では“金で解決”という見方が多いのだ。今年の10月からはランド・シーともに大人の1デーパスポートの上限価格が1万2400円になることもわかっている。

「今年4月から6月期の純利益は412億9700万円。これは前年同期比で50%以上も増えており、同期間として過去最高となる額です。この業績を牽引したのは、東京ディズニーシー開園25周年イベントによる入園者数増加や、アトラクションの待ち時間などを短縮できる『ディズニー・プレミアアクセス』などとのこと。

 入園者1人あたりの客単価も過去最高を記録しているといいます。しかし、チケット等の値上げが悪目立ちしていることもあり、この報告には複雑な感情を抱いているファンも多いようです」(旅行誌ライター、以下同)

 “夢の国”と称されるパークとは裏腹に、至る所で“お金”という現実的な問題を突きつけるディズニー。

 9月1日からは、過去最高の増収を支えた“柱”のひとつが値上げされるという。

「『ディズニー・プレミアアクセス』の値上げが決まっています。人気の高い『美女と野獣“魔法のものがたり”』と『ソアリン:ファンタスティック・フライト』、『アナとエルサのフローズンジャーニー』は2000円から、2500円に。『センター・オブ・ジ・アース』は1500円から2000円に引き上げられます。

 さらに、『ディズニー・プレミアアクセス』に6つのアトラクションが追加されることもわかっています。猛暑や極寒の中で長時間並ばせることが難しい子ども連れのファミリー層にとって、この改定は大きな痛手となるのでは」

ディズニー値上げに「誰か…止めてくれ…」

 たとえば、4人家族(大人2人・小人2人)で入園した場合、1デーパスポート代だけで約4万円。そこに人気アトラクション2つ分の『ディズニー・プレミアアクセス』を追加すれば、それだけでプラス2万円近くの出費となる。そのほか、飲食代やグッズ代を合わせれば、1日の滞在費が8万〜10万円に届いてしまうことになる。

 今回の値上げに対し、ネット上では冒頭のコメントのほか、

『ディズニー・プレミアアクセス』の料金(公式サイトより)

《誰か…止めてくれ…》
《夢(金)の国へようこそ!》
《もう課金しないと楽しめないディズニーになっちゃって気軽に行けないなぁ》
《美女と野獣、大人2人子供2人で乗りました。8000円払いました。次回から1万円ですか…》

 などの悲鳴の声が上がった。

「もちろん、運営会社側にも混雑を緩和して1人あたりの満足度を高めたいという狙いや、人件費・設備維持費等の高騰、新エリアへの莫大な投資といった合理的な背景もあるでしょう。

 しかし、値上げが続く一方で《エンタメの質は上がっていない》と指摘する声も根強く、価格と体験のバランスに不満を抱く人が増えているのも事実です。学生や若年層、ファミリー層など、これまでパークを支えてきた層が置き去りにされかねない現状に、“足元を見られている”と切なさを感じる人も多いようです」(前出・旅行誌ライター)

 止まらない値上げラッシュに終わりはくるのだろうか。