ドラマ版『1リットルの涙』に出演していた錦戸亮(左)と沢尻エリカ

「おれが医者になりたいと、本気で思ったきっかけは、彼女を助けたいと思ったからなんだ」

 1988年5月23日、25歳という若さでこの世を去った木藤亜也さん。亜也さんは中学3年生のころ、手足や言葉の自由が徐々に奪われていく難病『脊髄小脳変性症』と診断されてしまう。難病を患った亜也さんが生きた証を残したいという親族や亜也さん自身の想いから書籍『1リットルの涙』が発行され、今日までシリーズ累計200万部を超えるベストセラーとなっている。

『1リットルの涙』が映画化

 2005年には書籍を題材としてドラマ化され、主演の池内亜也役を沢尻エリカが、クラスメイトの麻生遥斗役を錦戸亮が演じ、ドラマ最終回は視聴率が一時20%を超えるなど、こちらも大きな注目を集めた。

 ドラマ化から、22年目を迎える来年2月。映画化されることが発表され、38歳になった麻生遥斗が冒頭のように明かした告知映像が公開された。

「主演は錦戸さんで、ドラマの延長線上の世界を描いている模様。高校時代の遥斗を知念英和さん、池内亜也を月島琉衣さんが演じます。現在と高校時代が交錯する設定で、ドラマに引き続き村上正典さんがメガホンを取っています。

 テーマソングはレミオロメンの『3月9日』と『粉雪』。ドラマファンにはたまらないキャストや、制作陣が名を連ねています」(ドラマライター、以下同)

連ドラ初主演の沢尻エリカが池内亜也役を演じた

 映画化報告に、ネット上では、歓喜の声が溢れたが、

《私の中ではやっぱり1リットルの涙は沢尻さんだな…本当に綺麗で…》
《学生時代は昔の映像使うのかと思ってた 沢尻エリカが見たかった...残念》
《あの時の沢尻エリカさんのかわいさと儚さをスクリーンで見たかったよ。私は。》

 など、沢尻エリカの出演を望む意見も見られた。

「『1リットルの涙』が沢尻さんにとって連続ドラマ初主演作でした。“難病を患う少女”という難しい役を見事に演じ切った沢尻さんの演技はいまでも高く評価されており、“あの演技を映画館で”という想いが沸き上がるのも自然な反応と言えます。

 しかし、公開されているメインビジュアルにも沢尻さんの姿はありませんし、映画の設定上、回想シーンを含め出演はないと思われます。ただ、題材が素晴らしい作品ですし、沢尻さんがいなくとも、名作になることに変わりはないのではないでしょうか」

沢尻エリカの現在

 2019年に活動休止し、その後、2024年に舞台『欲望という名の電車』で約4年ぶりに俳優業に復帰した沢尻。現在の活動について、芸能プロ関係者がこう話す。

沢尻エリカとMattのツーショット(公式インスタグラムより)

「今年2月には映画『#拡散』の舞台挨拶に登壇し、バラエティー番組等にも出演するなど、本格的に芸能活動を再開しています。今回の映画『1リットルの涙』も過去の騒動が関係しているというわけではなく、あくまで物語の設定上、大人になった姿の出演がないだけだと思います。

 沢尻さんも映画化を喜んでいることでしょうし、今後何かしらコメントを寄せるというサプライズもあるかもしれませんね」

 不朽の名作の映画化。「病気はどうして私を選んだの?」という亜也さんの悲痛な問いに答えは――。