金銭授受疑惑に震災直後の政治資金パーティーなど、ゴタゴタが続く福岡県。8月24日には福岡県議会の蔵内勇夫議長が議員辞職を表明。しかし騒動は収まらず、今度は自民党福岡県議団が発表した“方針”が大炎上している。
元秘書「後悔はまったくしていない」
「一連の問題の発端は、正副議長ポストを巡る金銭授受疑惑が告発されたことです。蔵内氏は金銭の支払先の1人として名前が上がっていました。福岡県議会に厳しい目が向けられる中、熊本で起こった最大震度7の地震。その直後、自民党福岡県議団の松尾会長が政治資金パーティーを開いていたことが分かり、多くの批判が集まりました。さらには蔵内氏が、海外視察の帰国時に笑いながら“ネパールは天国だった”と発言。炎上を加速させたと言っても過言ではありません」(地方紙記者)
17日には県議会の臨時会で、吉松県議が蔵内氏の議長職の「辞職勧告決議案」を提出。しかし、土壇場で蔵内氏の元秘書・林泰輔県議による緊急動議が出され、採決が中止となった。これには世間からも批判が噴出し、林県議の実家である温泉旅館「泰泉閣」への不買運動を呼びかける動きや、動議に賛成した議員一覧がSNSで拡散するなどの事態となった。
そんな中、蔵内氏がついに議員辞職を表明。これまで9月の定例議会を目処に議長職は辞任するというものの、議員辞職は否定していた同氏だが、結局は辞職することとなった。
「これで多少は騒動も落ち着くと思われましたが、どうやら林県議はいまだに不服なようです。26日、辞職勧告決議案の中止を求めて動議を出したことについて、“政治信条に基づいて行動した。後悔はまったくしていない”と記者団に対して発言。“元秘書ということで憶測や誤解を招いた”とし、“批判は受け止める”と話しています」(前出・政治部記者)
自民党福岡県議団の“処分”が物議
これにはネット上で、「後悔はないと言うけれど、あれだけ炎上して結局は本人が自ら議員辞職したとなった、その判断が正しかったとはかなり言いにくいのでは?」「いくら恩義を感じていても、人として善悪の判断まで歪めちゃいかんだろ」といった意見が続出。
さらには自民党福岡県議団の渡辺勝将会長が、緊急動議に際して会派拘束に反して動議に反対した江藤秀之県議を処分対象とする考えを明らかにし、「本当にどうしようもねえな。福岡県民の皆さん、こいつら落とすしかないよ」「この期に及んで反対議員の処分とは。今後の見せしめやん」「え?処分理由は採決中止に反対したから?ちょっと何言ってるかわかんない」「有権者の総意と真逆を行く自民党……ほんと終わってんな」と大炎上する事態となっている。
また、自民党福岡県議団では神崎聡県議から会派退会の申し出があったことも明らかに。神崎氏は緊急動議に賛成したものの「今後は信念を貫きたい」と説明、渡辺会長はこれを受理したという。
福岡県議会の“ドン”がいち早く逃げた今、神崎氏に続いて退会する議員が今後も出てくるかもしれない――。
