モスバーガー(モスフードサービス)は、冷凍食品ブランド「MOS Deli(モスデリ)」を立ち上げ、8月25日に冷凍食品販売に本格参入することを発表。
冷凍食品ブランド「MOS Deli(モスデリ)」の狙いは
その狙いやラインナップについて、週刊女性PRIMEはモスフードサービスに聞いた。
「冷凍食品は国内で約1兆3600億円の市場です。冷凍の技術が向上したこともあり、ここ数年で市場が一気に伸びています。これだけ伸びているのであれば、われわれもこの市場に打って出る価値があるのではないかと思いました」と冷食産業に参入した理由について話すのはモスデリ事業の責任者で、執行役員MD事業部長の中野秀紀さん。
焼きおにぎりに具材が入った「おにぎりなのに具材たっぷりのライスバーガー」である「モスデリ 焼きおにバーガー 牛カルビ」と「モスデリ 焼きおにバーガー 鶏きんぴら」(希望小売価格は604円程度)を9月1日より順次発売する。新規参入ということで苦労した点について聞いてみると、
「苦労したことは結構ありました。具材をどのように入れて、ライスの厚みをどれぐらいにすれば電子レンジで温めたときにちょうど良い加熱具合で食べられるか、ライスが固くなりすぎないか、中具がなかなか温まらないということがないように電子レンジで調理しやすい状態を作るわけなのですが、こういった開発の点でとても苦労しました」(中野さん、以下同)
焼きおにぎりを冷食に採用した理由
ハンバーガーではなく、焼きおにぎりを冷食に採用した理由は?
「冷凍のハンバーガーが一番望ましいのかもしれませんが、バンズをハンバーガーの状態にしてレンジで温めるとパンの味が落ちてしまうんです。
4年前にライスバーガーを作ったのですが、ライスバーガーは冷凍耐性もよく、温まり方、調理の工程もスムーズもうまくいきました。今回、モスデリという新ブランドを立ち上げるということで焼きおにぎりとライスバーガーを組み合わせたような焼きおにバーガーを作りました」
ほかの焼きおにぎりとの違いや商品の売りについては、
「冷凍のライスバーガーはあまりスーパーなどで売っておらず、ほとんど市場がないんです。おにぎりブームにも乗りつつ、ハンバーガーショップであるモスの特徴を生かそうと思いました。
一般的な焼きおにぎりはほぼ中身(具)が入っていないのですが、焼きおにバーガーは焼きおにぎりで具材をはさみ、バーガーの形にすることで具をおにぎりよりも多く入れました。この形をした焼きおにぎりはほぼないのではないでしょうか。
また、3種類の玄米を使い、少しでも体に良いものにしました」と話す。
第1弾は焼きおにバーガーだが、第2弾、第3弾も気になるところ。
「焼きおにバーガーも中具を変えてこれからもバリエーションを増やしていく予定です。焼きおにバーガー以外も当然しようと思っていまして、考えているのは麺類であればモスバーガーで使っているソースをベースにしたパスタで、照り焼きソースやクリームソースなどです。ハンバーグも同様にお店のソースを使ったもので、第2弾、第3弾として展開したいと考えています」
冷食産業に期待の新企業が参入することに。焼きおにぎりだけでなく、麺類やハンバーグにも挑戦を考えているということで市場はますます過熱しそうだ。
