ヒロシ

《純粋なバカなのかと。》

 頻繁に会い、ときに感謝の言葉も綴っていたXにて、穏やかではない言葉を連ねているのは、お笑い芸人のヒロシ。「ヒロシです……」のフレーズを導入にした自虐的なネタで世に出た彼は、近年は“キャンプ芸人”として圧倒的な地位を築いている。

“ソロキャンプ”の第一人者・ヒロシのトラブル

YouTube「ヒロシちゃんねる」は大人気

「'15年に開設した自身のYouTubeチャンネル『ヒロシちゃんねる』にてアウトドア・キャンプ動画を投稿し、それをきっかけにヒロシさんは再ブレイク。芸能界における“ソロキャンプ”の第一人者といえる存在となり、キャンプ本も執筆。コロナ禍のキャンプブームもあり、その人気に拍車がかかりました。現在はキャンプを題材にした冠番組も持ち、トップキャンプタレントといえる地位に至っています」(アウトドア雑誌ライター、以下同)

 地位は“人”をつくるというが、そんなヒロシが今、トラブルに……。

「発端はヒロシさんのXから。オリジナルの焚き火台を作りたいと旧知の仲だったメーカーに相談したのですが、制作過程で両者間の主張が対立。その舌戦がXで繰り広げられました」

《オリジナル焚火台を制作依頼。作りたい具体的な形を提示。依頼した会社が制作開始。作ってる最中に、制作会社も同じものを作ると言いだす。それは困ると伝え、それなら依頼出来ないと伝える。同じものは作らないと約束を得たので、続行。商品完成。契約書段階で同じの作るってさ》

《同じものは作るなら辞めるって、3回伝えたけどね》

《ずっと我慢してたけど、悔しくて悔しくて悔しくて》

《やりとり全部ラインに残っとるんだがな。俺が悪いのか、判断してもらいたいよ》

 ヒロシはメーカーの社名を伏せてXに投稿していたが、そのメーカー『笑's』が自身のXアカウントにて反論。

「『笑's』側も“昔何度か一緒にキャンプした芸人”という表現でしたが、内容から明らかにヒロシさんを指したもの。依頼があり、企画設計を引き受けた、時間をかけて構造を考え、試作品を送付。OKが出たので材料も発注。求められて送付した契約書が、“知的財産権も図面も相手方帰属”となっていたとしています」(前出・アウトドア雑誌ライター)

『笑's』側は被害届けを出す事を報告

現在揉めているメーカー『笑's』から贈られた“ヒロシ特別仕様”の焚き火台への感謝を投稿するヒロシ(ヒロシのXより)

『笑's』側はXにて《被害届けを出す事になりました》と報告。一方のヒロシは、当初LINEを公開するので第三者に判断してもらいたい旨を投稿していたが、『笑's』側の反論以降は沈黙している。

 前述のとおり、ヒロシは大人気キャンプ芸人として、冠番組を持つ。その1つがBS-TBSにて放送されている『ヒロシのぼっちキャンプ』。シーズン1の放送開始は'18年。今年の4月よりシーズン13が放送中だ。

「騒動を受けてなのか、『ヒロシのぼっちキャンプ』に突然の変更がありました。9月2日に放送予定だったのは以前に放送したシーズン4の#75、#76。その旨は前週放送回の予告で告知もされていました。しかしそれが飛ばされる形で急きょ変更となり、#77、#78が放送されることになったのです」

 些細な変更に見えるが、“トラブル”があった現状を考えると、ある理由が見え隠れする。

「当初放送予定だった#75、#76は、現在トラブルになっているメーカーである『笑's』さんが、ヒロシさんに特別仕様で作ってプレゼントした焚き火台が使われる回。それが突然放送予定から外された、ということです。予定を変更する理由は“それ”以外には考えづらく……。このトラブルがきっけかで“お蔵入り”みたいなことになるのは悲しいですね」

『ヒロシのぼっちキャンプ』を放送するBS-TBSに、放送予定の変更の理由について問い合わせたが、その回答は「制作過程についてはお答えしておりません」というものだった。

 ヒロシは現在揉めている『笑's』とは本当に仲が良く、放送予定だった焚き火台について、11年前に以下のように当時Twitter(現X)に投稿していた。

《先日、笑'sさんが特別に作ってくれた、B6くん用チタンヒロシプレート。火を入れるとヒロシが浮かびあがる仕組み。笑'sさん、いつもありがとう。》(ヒロシの投稿より。以下同)

 上記投稿の3日後にも……。 

《埼玉の仕事帰りに笑'sさんの工房に寄ってきた。ストープの煙突を買った。(中略)笑'sさんの焚火道具はワクワクが止まらないね。》

 これほど良好な関係だった両者。こじれた仲が戻ることはあるのか。腹を割って焚き火を囲めば、あるいは……。