「1万8000円分食べて17回当たったのに、フィギュアは0個」――。くら寿司と「ちいかわ」のコラボをめぐり、景品の偏りへの疑念が広がり、ついには“従業員による抜き取り”疑惑にまで発展。公式は調査中と発表したが、ファンからは「結局どうなる?」との声が相次いでいて…。
通常の食事を目的とする客にも影響
「1万8000円分食べて17回当たったのに、フィギュアは0個」
そんな投稿をきっかけに、SNSで疑念が広がっていた、くら寿司と「ちいかわ」のコラボ企画。8月21日から始まった今回のキャンペーンでは、「ビッくらポン!」の景品として全5種のフィギュア、全8種の缶バッジ、全8種のアクリルマグネットが用意されている。
「子どもと家族4人で行ったのですが、コラボを周回するためなのか、普段なら売り切れることがない120円で3個のトマトや、120円のコーンポタージュまで売り切れていました。さらに、待ち時間は1時間ほどの大混雑。やっと入店できたものの注文のタブレットを触るたびに《混雑中です》と表示され、注文すらまともにできませんでした。
もともと『ビッくらポン!』は子ども向けのサービスだったと思うのに、今では大人が必死になってやっている。なんだか悲しくなりました」
そう話すのは、くら寿司を訪れた女性。コラボ人気の一方で、通常の食事を目的とする客にも影響が出ているという。
そんな中、複数回当選しても「フィギュアが出ない」という報告が相次ぎ、さらにはフリマアプリでフィギュアを複数出品したり、5種類をコンプリートしたセットが出品されたりする状況も。
そこから一部では、「従業員がフィギュアを抜いているのでは」という疑念にまで発展していた。
くら寿司は8月31日の一部の取材に対し、景品について「1つの筐体に全種類を均等に入れるルールではない」と説明。複数種類が混在する箱からランダムに補充するため、特定の景品が連続して出なかったり、偏りを感じる状況が発生することがあるとしていた。また、各店舗では「ビッくらポン!」の当選実績に基づき、毎日、在庫との整合性を記録・確認しているという。
公式声明も火に油?ファンの怒り収まらず
そして9月2日、くら寿司は公式サイトで声明を発表。「ビッくらポン!」コラボグッズの「不適切な取り扱いに関する投稿」について、事実関係の調査を進めていることを明らかにした。
景品は原則として鍵付き倉庫で保管し、複数名での開封・補充、担当者の明確化など、厳正に管理していると説明。不適切な行為が判明した場合は、厳正な処分や法的措置も含めて対応するとしている。
だが、これでファンの怒りは鎮火せず……。
《マグネットだって人気キャラは抜かれているんじゃ…って疑心暗鬼になる》
《有耶無耶にせず、どうなったかっていう結果もきちんと載せてほしい》
《調査しても減ったフィギュアは補充されないでしょ?》
など厳しい声が続き、もし「実際に抜かれていたなら」という前提で、
《返金対応し返金対応してくれるのか?》《返金するのが当然だろ》《返金すべきじゃないの…?という気持ち》《間違いなく大規模な返金騒動になるでしょ》
と「返金対応」にまで話が膨らんでいる。
「もし調査によって不適切な取り扱いが確認されれば、気になるのは景品だけではありません。何度も当選を狙って食事をした人たちからすれば、『使ったお金はどうなるのか』『何らかの救済はあるのか』という疑問が出てくるのも当然でしょう。
もちろん、現時点で返金などの対応が決まっているわけではありませんが、調査結果とともに、利用者への対応についても説明する必要があると思います」(グルメライター)
9月4日からはコラボ第2弾として、湯呑みがもらえるキャンペーンも始まる予定だ。新たな景品企画をスタートさせる前に、まずは今回の「抜き取り疑惑」にきちんと決着をつけられるのか。ファンが求めているのは、「調査中」の先にある答えだ。
