衝撃すぎた不倫騒動の釈明とその後、左から石田純一、渡部建、ベッキー、三山凌輝

《役作りを目的として、2人で過ごす時間があった》

 水谷豊の娘・趣里との結婚前から多数の色恋沙汰が報じられていた三山凌輝。結婚から約1年、“やっぱり”といえるような不倫疑惑が報じられた。

“役作り”と弁明した三山凌輝・花乃まりあ

花乃まりあ

「三山さんのお相手と報じられたのは、元宝塚トップ娘役の花乃まりあさん。花乃さんの所属事務所は、《共演者の方と二人で時間を過ごしたことは事実》、《舞台の役を深めることが目的でございましたが、結果として不適切な判断であったことは事実》とコメントしています」(スポーツ紙記者)

 三山側のコメントは冒頭のもの。双方が疑惑について“役作り”と弁明した。

 芸能界においてこれまで数多く報じられてきた不倫。そしてそこで行われてきた釈明や言い訳。認める者、認めない者、なんらかの形ではぐらかす者。これまでの芸能人たちのリアクションと、その後は……。

「昭和から不倫は報じられてきましたが、その時代は“釈明”というものがほとんどなかった。それは決定的な証拠が突きつけられなかったからでしょう」(芸能記者、以下同)

 それが'80年代に“写真週刊誌”の時代となり、状況が変わる。有名人は“撮られる”ことが常態化。証拠写真が世に出てしまうことから、説明する必要が生じた。

石田純一の「不倫は文化」

石田純一

 “不倫の釈明”と聞いて、多くの人が思い浮かべるのはやはり、石田純一の「不倫は文化」だろう。

「後年、石田さん自身がたびたび語っていますが、実際のところ、石田さんはそのフレーズを発言していないんです。

 週刊誌に女性モデルとのスキャンダルが報じられた際、番組リポーターに不倫について追及され、“今までの文化をつくったり、いい音楽やいい文学というのはそういうこと(不倫)からもできているわけだし”と開き直ったような回答をした。それがスポーツ紙に“不倫は文化”と報じられました」

 週刊誌の第一報→ワイドショー番組の直撃→スポーツ紙の続報の流れで生まれた“迷言”というわけだ。

「ある意味、勝手なフレーズが独り歩きした形ですが、石田さん自身は“不倫によって生まれるいい面もある”と思っていたことは事実であり、その後も“反省していない”と話しています。CM契約の打ち切りなど大きな打撃も受けましたが、逆にこのイメージを受け入れる形でタレント活動を続けられたともいえる。“釈明が本人のキャラクターになった”最初の例ではないでしょうか」

「不倫ではない」言い換えの言い訳

ベッキー

 不倫の釈明には、ある種の“型”がある。否定でも謝罪でもない、「不倫ではなく、○○です」という言い換え。○○に入る代表的なものは友人だ。

 '16年に「ゲスの極み乙女」の川谷絵音との不倫交際が報じられたベッキーは、会見で「友人関係であることは間違いありません」と釈明した。

「しかし、続報で《友達で押し通す予定!笑》と川谷さんにLINEを送っていたことが発覚。批判の声はさらにふくれ上がりました。第一報より続報でダメージを負う“二の矢”報道の時代は、ここから始まったといっていいでしょう」

 双方とも売れっ子俳優ということで、近年でも大きな話題となったのが田中圭と永野芽郁の不倫疑惑。田中は《楽しい仲間連れの飲み会が行き過ぎてしまい、誤解を招く軽率な行動となった事について、深く反省する思いです》と謝罪コメントを発表している。

「騒動について謝罪する言葉はありましたが、田中さん、永野さんの両名とも不倫については認めていません。しかしながら続報で《俺ならめっちゃ酔っ払いでって話もまかり通るんだけども》と田中さんが永野さんにメッセージを送るなどの“密談”が報じられています」

 ベッキーは一部の地上波番組に出演しているが、かつてのような活躍には遠く及ばず、田中と永野もネット配信ドラマなどから復活の道を模索するような状況だ。

会見で全面降伏も“その後”に明暗

今井絵理子

 不倫ではなく、違うものへの言い換えの派生として、

 “線を引く”型も。関係性は認めつつ……程度で否定する。これらは芸能人ではなく政治家で多く見られる。

 '17年、今井絵理子参議院議員は既婚の神戸市議との交際を報じられ、「一線は越えていない」と釈明。'25年にも前橋市の小川晶市長が、既婚である市の男性職員と10回以上ラブホテルを利用したことを認めながら、「男女の関係はありません」「打ち合わせでした」と説明した。どちらもSNSなどの反応は、“そんなわけがない”というものが大多数だった。

 もちろん不倫釈明には全面的に“非”を認めるものも。ただ、同じ全面降伏でもそこに巧拙、その後に明暗が分かれる。

 '20年、多目的トイレでの不倫が報じられた渡部建。会見では「最低な行為」と報道を全面的に認めた。渡部は「(騒動後に多目的トイレは)使っていないですし、使う権利もないと思います」「説得力ないですけど、(性的)依存症ではなかった」と釈明。

「不倫の内容が内容だけに全面謝罪でも批判の声はやまなかったですが、このときは会見での記者やリポーターの質問が“上から目線”“ハラスメント”だと、むしろメディア側にも批判が向けられました」

 現在の渡部は、ネット番組への出演が主。かつてのように地上波の第一線には戻れていない。

 渡部と対照的といえるのが原田龍二。'19年、家族も乗せる自家用車の車内で複数の女性ファンと関係を持っていたと報じられた。

「渡部さんと同じように不倫の“内容”から大批判を食らった。ただ会見で原田さんは、記者たちの露骨で直球な質問に正面から真摯に答え続けた。車内での行為が好きなのかと問われ、“大好きではありません”など、原田さんの家族は気の毒ですが、見てるほうはちょっと笑ってしまうような会見でした」

 騒動以後は不倫をネタにするキャラクターまで獲得したといえる。

 釈明には当然“逃げ”の形も。

「'18年に看護師との不倫疑惑を報じられた小室哲哉さんは、会見で不倫関係は否定しつつも“騒動のけじめ”として引退を表明。現在の芸能界に自分は必要ないのではないかと感じ、“もはやここまで”“音楽の道を退くことが私の罰”と終止符を打った。しかし、後に活動を再開しており、自らの仕事を生贄にして焦点をずらすような詭弁だったという見方は消えませんね」

 東出昌大も回答から逃げ続けた。'20年、唐田えりかとの不倫が報じられ、会見を開いた東出は質問に「お答えできません」を連発。

「当時の妻・杏さんを気遣ってのものでしたが、お相手の唐田さんは長期の活動休止に追い込まれた。その間、東出さんは山暮らしを開始、さらに別の女性と再婚と悠々自適といえる生活。不倫の代償はあまりに非対称といえます」

 不倫についての釈明の言葉は今後も変化・進化し、また新たなものが生まれ続けるだろう。しかし、きっと人の“行い”は進化しない─。