国民民主党福岡県連の大田京子県議が9月5日、代表を辞任する意向を明らかにした。しかし、この方針に世間からは賛否の声が上がっている。
“タイタニックごっこ”で大炎上
事の発端は、3日にWEBメディア『センキョタイムズ』が報じた、2024年1月にタイ・バンコクでおこなわれた福岡県議会訪問団の送別宴でのこと。掲載された写真には、豊福るみ子県議と林泰輔県議、そして蔵内勇夫氏や大田県議などが舞台上で両手を広げ、有名映画のポーズを模した“タイタニックごっこ”に興じている様子が写っていた。
「送別宴とはいえ、公費での訪問です。そしてこの訪問には、合計283万円かかっているとのこと。楽しそうなのはいいですが、まるで慰安旅行かのような振る舞いに批判が殺到しました」(全国紙政治部記者)
批判を受け、大田県議はX(旧ツイッター)で《公務に臨む者としての緊張感と自覚が足りておりませんでした》《県民の皆様の信頼を損なう振る舞いであったことを重く受け止め、心よりお詫び申し上げます》と謝罪した。
金銭授受疑惑に熊本地震直後の政治資金パーティーなど、炎上の相次ぐ福岡県。蔵内元議長の「ネパールは天国だった」発言は、地震で避難所生活を強いられている人たちへの配慮がなさすぎると大きな批難を浴びた。その蔵内氏の議長職に対する「辞職勧告決議案」に、林県議が緊急動議をおこない採決中止となったことも大炎上。林県議の実家旅館への不買運動や、動議に賛成した議員の一覧がSNSで拡散する事態にも発展した。また、動議に反対した江藤秀之県議を、自民党福岡県議団が処分対象にすると表明したことも火に油を注いだ。
「降りるだけのパフォーマンス」
さらに議員連盟に対して、毎年1200万円が補助金として支給されていたことが判明。30年以上にわたって支給されており、全国47都道府県の議会事務局を調査したところ、補助金が予算化されていたのは福岡県のみだったという。
「そして今回拡散された“タイタニックごっこ”です。批判を浴びた大田県議は5日、国民民主党福岡県連の常任幹事会で代表の辞任を表明しました。大田県議は辞任の理由として“福岡県議会の一連の問題を重く受け止めている”こと、“海外視察での振る舞いを反省している”ことを挙げています」(前出・政治部記者)
大田県議は10月10日開催予定の県連大会で正式に辞任。なお、県議会の第2会派「民主県政クラブ」から分裂した国民民主党県議団の代表は今後も続けるとのことだ。
大田県議の代表辞任には、ネット上で「懇親会で何してたって、視察の成果を堂々と語ってくれさえいればいいんだよ」「問題は視察そのものが有意なものであったかどうか」「代表辞任しても県議会議員は辞めてない。役職を降りるだけのパフォーマンスで幕引きにしてはいけないと思う」「代表を降りるだけで、有権者の理解は得られると本当にお思いなのでしょうか?」など、さまざまな意見が。
福岡県の炎上はいったい、いつになったら鎮火するのだろうか……。
