2020年、息子に“リリース”のお手本を見せる巨人・阿部慎之助監督

 5月25日、長女への“暴行”の疑いで現行犯逮捕された読売ジャイアンツの元監督・阿部慎之助。衝撃的なニュースは巨人ファンだけでなく日本全国を驚かせたが、そんな阿部が9月7日、『Full-Count』の取材に応じて当時を振り返った。

「野球界戻ってきてほしい」

 騒動以来、3か月の時を経て口を開いた阿部。自身の行いについて「現役監督が逮捕されるという前代未聞のことをしてしまった」「これまで数々の方が監督を務めてこられましたが、その名を汚してしまった」と猛省を語り、ファンについても謝罪の念を述べている。

「記事では、事件当日の様子も詳しく語られています。自宅で家族とともに夕食をとっていたところ、長女と次女が言い合いを始め、阿部氏が仲裁に入った際に長女が強い口調で言い返してきたそう。阿部氏は長女の襟元をつかんで立ち上がらせ、流れでもみくちゃになった末に押し倒したような形になってしまったといいます」(スポーツ紙記者)

 そして約1時間後、児童相談所からの通報を受けて警察が現場に到着。阿部はそのとき初めて、長女が児童相談所に通報したことを知り、その場で手錠をかけられたという。

「阿部氏によると、“家族全員が唖然としていた”とのこと。本人はこのときすでに、監督を辞めなければならないことも覚悟していたそうです。現行犯逮捕の直前、球団幹部に電話をしたものの繋がらず、LINEで“警察に行きます。監督を辞めないといけない”と伝えてパトカーに乗ったと明かしています」(同・スポーツ紙記者)

 本人の口から詳細に語られた、阿部の暴力騒動。告白を受けて、世間からは「ただの親子喧嘩じゃん」「阪神ファンやけど、阿部には野球界戻ってきてほしい」「たかだか親子喧嘩で復帰の道を閉ざしてはいけない」「また万全の状態で戻ってきてほしいです!」など、復帰を望む声が寄せられている。

橋上代行には「頭が上がりません」

 しかし、一方で別の意見も。

「阿部氏の辞任後、チームを率いているのは橋上秀樹監督代行。橋上氏にバトンタッチした後、巨人の成績はグングンと上昇し、“橋上マジック”と呼ばれるほどの快進撃を見せました。そんなシーズン成績を知るファンからは、“ごめんやけど、辞めた途端成績よくなったからなんとも言えんな”“今巨人は橋上代行の下でいい感じで優勝争いしてるのでシーズン終わるまでは黙ってて下さい”など、阿部氏の復帰に難色を示す声も散見されます」(スポーツ誌ライター、以下同)

 今回の独白では、阿部自身も橋上代行の活躍について「頭が上がりません」と感謝を述べつつ、「いきなり重責を背負わせてしまったことには心が痛みます」と謝罪の言葉を連ねている。

長女への“暴行”の疑いで現行犯逮捕された当時を振り返った読売ジャイアンツの元監督・阿部慎之助(『Full-Count』巨人取材班の公式Xより)

「阿部氏が監督を辞任した直後は、復帰を求める13万人分もの署名が球団に届けられました。この事実に対して本人は“感謝しかありません”と語っていますが、今後の野球界との関係性については“希望は持っていても、辞任している身ですので、僕が言えることではありません”と慎重な言葉選びに終始しています」

 そんな阿部には、変化もあるようで……。

「長女からは“やめなくていい”と言われたそうですが、自身の『けじめ』として、お酒を絶つことに決めたそうです。また、原因を省みてアンガーマネジメントも学んでいるとのこと。インタビュー姿を見たファンからは“だいぶ憔悴してるね”“なんかやつれてるね…”“闇堕ち慎之助やないか”と心配の声も寄せられていますが、本人の中では見た目以上に変わった部分があるのでしょう」

 球団やファンに対して、「いつか何らかの形で、恩返しの続きをしなければならないという気持ちでもいます」とも語った阿部。彼の進む道は、果たして――。