9月7日、ビートたけしが率いる『たけし軍団』のメンバーでお笑い芸人のグレート義太夫さんが都内の自宅マンション内で亡くなったと報じられた。
グレート義太夫さん亡くなる直前のブログ
グレート義太夫さんは、1983年にビートたけしに弟子入りし、『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)を始め、『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』(TBS系)や『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』(日本テレビ系)などに出演し、坊主頭にふくよかな体形かつ、温厚で優しい人柄からお茶の間で人気を博し、“いじられキャラ”として、その立ち位置を確立していった。
「グレート義太夫さんは元々バンド活動をしていたところから、たけしさんに弟子入りしており、軍団の中でも“異色”の存在。その音楽センスは確かなもので、ミュージシャンからも一目置かれていたといいます」(芸能プロ関係者、以下同)
1995年ごろから糖尿病を患っており、2007年からは末期腎不全のため透析治療を開始。2009年には、自身の闘病生活を記録したエッセイ『糖尿だよ、おっ母さん!』を出版。糖尿病と闘い続けた過酷な14年間が綴られているが、義太夫さん特有のユーモア溢れる“笑えるエピソード”も散りばめられており、気負わず読める“らしい”エッセイになっていたという。
2008年からスタートさせたブログのタイトルは『糖尿ちょっとチョコ食う』。日々の出来事だけでなく、糖尿病や人工透析の現状などについて、発信を続けていた。このブログは亡くなる当日の9月7日午前6時にも更新されていた。
「ブログは義太夫さんの日課になっていたようで、一日に2,3回アップすることも珍しくありませんでした。亡くなる直前の投稿では、その日の天気について言及したあと、自身やたけし軍団のYouTubeチャンネル、出演したラジオ番組を告知するなど、そこには“いつもの”義太夫さんの姿がありました。今回の訃報は、本当に突然のことだったと思われます」
最後まで愛していた“お笑い”
義太夫さんの訃報に対し、ネット上では、
《義太夫さん。早すぎるよ》
《もう満身創痍で、いつ死んでもおかしくないと本人も覚悟の上だったと思う。》
《ユーモアを交えながら、糖尿病の恐ろしさを身をもって啓発してくれた人。(中略)世代的に子どもの頃に楽しませてもらった人が亡くなるのはやはり悲しくなるな》
など、悲しみの声が溢れた。
「義太夫さんの長きにわたる闘病生活は周知のことで、受け入れる声も見られますが、やはりまだまだその姿を見ていたかったです…。亡くなる前日のブログには、テレビで漫才や落語を見ていたことが綴られていました。
弟子入りして飛び込んだ“お笑い”の世界を最後まで愛していたことでしょう。義太夫さんの闘いながらも、自身のペースを乱さない姿に勇気をもらった人は多いはず。たくさんの笑顔と勇気を配ってくれたことに感謝したいですね」(前出・芸能プロ関係者、以下同)
過酷な闘病生活の中でもユーモアを忘れず、お茶の間に温かい笑顔と勇気を届け続けたグレート義太夫さん。彼が残した数々の笑いと優しさは、これからも多くの人の記憶に生き続けるはずだ。
